第4話は、海音(石原さとみ)の話を聞き、山を守る決心をした倫太郎(綾野剛)は、「山を崩さない」という条件で、土地を購入。その行動は社内で問題になり、父で会長の太郎(鹿賀丈史)によって、倫太郎はプロジェクトから降ろされてしまい――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第4話では、クライマックスのあるシーンが視聴者の間で物議を醸した。
「終盤では、海音が路上で自転車に轢かれそうになった子どもを助けて頭を打って気を失い、居合わせた倫太郎が救急車を呼ぶシーンがありました。しかし、救急車の中で意識を取り戻した海音は逃走。倫太郎が慌てて追いかけて捕まえると、海音は『病院行けないの!』と言い、倫太郎が理由を聞くと、『私……、人間じゃないの』と暴露するという展開になりました。しかし、この告白に倫太郎が呆然としている隙をつき、海音は猛ダッシュ。その場から走り去っていくというシーンでした」(ドラマライター)
海音の口から「人間じゃない」と明かされるという、本作の根幹に関わる重大なシーンだったが、視聴者から集まったのは「魚でも亀でも頭打った後走り回ったらやばいでしょ」「なぜ人間じゃないのにそんなに走るの早い?」「『人間じゃない』告白からのダッシュってギャグにしか見えない」というツッコミばかりだった。
>>石原さとみ主演『恋はDeepに』は“エセ韓流”? ベタな展開に「バカにされてる気分」「見てて恥ずかしい」の声も<<
「実は、“海音人魚姫説”は第1話から視聴者の間で囁かれていたこと。海音の口から『人間じゃない』と明かされたところで、驚く視聴者はほぼいませんでした。一方で目立ったのは、演出のちぐはぐさ。“人間ではない”ことから魚と会話したり岩塩をおいしそうに舐めたりしていた海音ですが、一方では演じる石原の可愛さを演出するためか、いつもお洒落でメイクも完璧。見た目には全く隙のない美女のため、視聴者からは『人間じゃないのになんでメイクは完璧なんだ?』『最初は野暮ったいけど、倫太郎と関わるようになってから綺麗になっていくって展開ならまだ納得できるのに』という呆れ声も集まっています」(同)
具体的にその正体は明かされていないが、果たして本当に人魚姫なのだろうか――。