事の発端は4日午後、妻が子どもに食べさせようと取っておいたお菓子を男が食べてしまったこと。妻が「うざい」などとクレームを付けると男が逆上し、髪を掴んで引っ張った上、顔面を拳で殴った。
5日になり、男は傷害容疑で逮捕される。当時、幼い子どもが部屋にいたが、被害はなかったとのこと。この夫婦は1月にもトラブルを起こし、警察に相談があったそうで、妻の身体には今回の事件とは関係ないと思われるアザも発見されているという。警察では男が常習的に妻へ暴力を振るっていたものと見て、捜査を進めている。
些細なことで妻を殴るという事件に、「お菓子を理由に激切れして逮捕されるとか恥ずかしい。被害者の妻は、それでも関係を続けるつもりなんだろうか」「子どものお菓子を食べるなんて幼稚過ぎる」「前々から暴力が酷かったんだろうけど、それでも離婚せず旦那に『うざい』という。色々と闇が深い事件だと思う」と怒りや驚きの声が上がっている。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う不安などにより、DV相談件数が増加している。今年1月に内閣府が発表した2020年度のDV相談件数は、昨年11月までの総数が13万2355件に上り、過去最多だった。
夫婦には様々な形があると言われるが、暴力に耐えながら生活することは、極めて不健全である。仮に被害を受けている場合は、速やかに警察へ相談してほしい。