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品川ヒロシ監督の新作の資本がクラウドファンディングだった理由 この作品で巻き返せるか

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品川庄司・品川祐

 お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が、品川ヒロシとしてメガホンを取った映画「リスタート」(7月16日公開)のイベントが17日、都内で行われたことを、各スポーツ紙などが報じた。

 各紙によると、同映画は吉本興業と北海道下川町が連携したプロジェクトで、撮影資金はクラウドファンディングで集められ、主演の音楽ユニット・HONEBONEのボーカル・EMILY、共演のヒップホップグループ・DOBERMAN INFINITYのMCで劇団EXILEでも活動するSWAYも品川ともにイベントに出席し舞台あいさつ。

 イベントには、クラウドファンディングに参加した観客が集まり、上映後はスタンディングオベーションが起こった。観客と一緒に見ていた品川は、「泣いちゃった。スタンディングオベーションは初めて」と感激したそう。

 クラウドファンディングには、相方の庄司智春、ブラックマヨネーズの小杉竜一、キングコングの西野亮廣も参加し、リターンとして出演。しかし、品川は「ダイノジの大地(洋輔)さんも出してくれたんですけど、気付かなかったんです。だから(映画には)出てないんです」と申し訳なさそうに話したという。

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 品川といえば、2006年に発売された自身の小説「ドロップ」を自身が監督を務め09年に公開したところ、興行収入19.5億円のヒット作となった。

 11年にも自身の小説「漫才ギャング」を映画化し自らメガホンを取り、興収8.4億円。そして、14年公開の監督作「サンブンノイチ」は興収3.2億円だった。

 「『ドロップ』が当たってすっかり天狗になってしまったが、作品を重ねるたびに数字がダウン。そのため、なかなか品川とタッグを組みたい映画会社がなく、今回の作品はクラウドファンディングで資金を集めることに。映画が好評なら、また、どこかの映画会社とタッグを組めるのでは」(映画業界関係者)

 映画監督としてターニングポイントの作品となりそうだ。

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