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コロナ以外にもあった『シン・ウルトラマン』が公開延期になった理由

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ウルトラマン

 映画「シン・ウルトラマン」の公開日が延期されることが3月26日、公式サイトで発表された。

 今年初夏に公開予定だった。同作の製作指揮を執るのは、映画「シン・ゴジラ」(2016年)でタッグを組んだ庵野秀明氏と樋口真嗣氏。ウルトラマンシリーズのファンである庵野氏が企画・脚本を、樋口氏が監督を務め、ウルトラマンに変身する主人公を俳優の斎藤工が演じ、女優・長澤まさみら豪華キャストが出演している。

 公式サイトによると、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、制作スケジュールに影響が出たため、予定していた『2021年初夏公開』ではなく、新たな公開時期へ調整させていただきます」と報告。

 現状について、「スタッフ一丸となって鋭意制作中です。どうか楽しみにお待ちいただければと思います」と説明した。また、「今後の公開予定に関しては、決定次第、映画公式サイトと公式SNSでお知らせいたします」とした。

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 「現在、大ヒット公開中の庵野監督の代表作の劇場版完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』も結局、公開の延期を繰り返すことになってしまったが、その背景にあったのはコロナ以上に庵野氏の作品に対するこだわり。“絶対君主”として君臨しているだけに、庵野氏が納得しないうちは手掛ける作品が世に出ることはない。この段階だと編集の部分で手を入れまくっているのでは」(映画業界関係者)

 庵野氏の驚くべきこだわりの仕事ぶりは、3月22日にNHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」で明らかに。同番組を見た視聴者ならば、「シン・ウルトラマン」の公開延期に納得しているかもしれない。

 「『シン・ゴジラ』は興行収入82.5億円の大ヒット作に。『シン・ウルトラマン』はその数字超えを狙っているようで、一切の妥協を許さず、公開が来年に延期になる可能性もありそうだ」(同)

 「ウルトラマン」のファンのみならず、出演者も公開を心待ちにしているはずだ。 

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