第8話は、生みの母と育ての母、二人の母を捨てた実の父・一ノ瀬風雅(豊川悦司)の存在を知った空(浜辺美波)は、まだ見ぬ父に鉄拳を食らわせたいという気持ちを抱く。そんな時、風雅の居所を知った碧(菅野美穂)は早速、空と共に風雅の暮らす島へと向かい――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第8話では、終盤で描かれたある“夢”に視聴者から困惑の声が集まっている。
「ストーリーの終盤、なぜか突然出てきたのは、かぐや姫姿の空とそばに寄り添う媼(おうな)風の碧。空を取り巻く男性たちが次々に自身の贈り物をアピールしていくも、結局『私は月に帰らねばならぬので、どの殿方のプロポーズもお受けできません』『じゃあね、母ちゃん』と言い残し、絨毯で月に帰っていくという展開でした。しかし、突然始まったコントのようなかぐや姫劇に多くの視聴者は困惑。ネットからは『何を見せられてるの…?』『面白くなさすぎてこわい』という声が聞かれてしまいました」(ドラマライター)
>>ドラマ『ウチカレ』、落ち込むヒロインへの慰め言葉に「嫌な気持ちになった」無神経な設定に疑問の声<<
また結局、かぐや姫劇は碧の夢。しかし、起きた枕元には「かーちゃん、空はしばらく旅に出ることにした フーガとな 達者でな」と手紙が残されており、夢は空が碧の元から旅立つことを示唆しているものだったことが判明した。
しかし、この展開に「古臭い」といった指摘も集まっている。
「急な旅立ちに、視聴者からは『なんでずっと育ってくれた母親に手紙で別れを告げて初対面の父親と旅に出るの?』という声が上がっていましたが、それ以上に集まっていたがのが、『いろいろ古すぎる』『古臭くて見てられない』という声。この数話、実は母親と娘の血が繋がっていないという事実の発覚に加え、娘が本当の父と旅立ってしまい、それが夢で示唆されていたなど、現実味が全くない展開が続きっぱなし。毎週のように急なイベントが起こる様子は、90年代や00年代のドラマ風となっており、視聴者に『古臭い』という印象を与えてしまっているようです」(同)
もはやタイトルとはまったく関係のない話になってきた本作。収拾つくのだろうか――。