「なんで俺に?」というオファーの話題となり、矢部浩之には「犬好き芸能人」の仕事が来たという。放送局はNHKだった。「何で俺なんですか。ほかにも犬好きのタレントさんたくさんいるでしょ」と矢部は首をかしげるも、スタッフからは「僕の中で犬っていったら矢部さんなんですよ」と熱弁されたという。
さらに岡村は、新人時代にナイナイのほか雨上がり決死隊、FUJIWARAなどで組まれた吉本興業の若手芸人で作られていたユニット、吉本印天然素材(通称てんそ)で、アメリカ映画『白銀に燃えて』の舞台挨拶のオファーが来た話を披露。当時トガッていた岡村は「いや出てないなん。なんで舞台挨拶なんですか。どう考えてもおかしいわ」と、一人だけ挨拶に行かなかったようだ。
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海外の映画公開に際し、日本の芸能人が宣伝イベントに駆り出されるのは、よくある形だが、当時の岡村的には納得がいかなかったようだ。「映画も見てへんし、どんな映画かもわからへんのに、なんで舞台挨拶なん」と岡村が覚えた違和感は正しいだろう。ネット上でも「確かにこの手の、謎の映画宣伝仕事ってよくあるわ」「岡村さん、昔から真面目だったんだな」といった声が聞かれた。
この日は、高校サッカーで論争を巻き起こしているロングスロー行為についても語られた。ナイナイは2人とも高校サッカーの経験者だが、「チャンスにもなるし得点になるからアリ」(矢部)、「すごい練習してんのやろうしアリはアリ」(岡村)と、双方肯定的な立場に付いた。手段はどうであれ、「勝ちに行く」スタンスこそ重要だと考えているのだろう。