「週刊新潮」は2018年8月16・23日夏季特大号で、「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事を掲載。その記事に対し、太田は約3300万円の損害賠償などを求めて提訴。
昨年12月21日、1審の東京地裁は新潮社の取材が不十分だと指摘し、名誉毀損があったと認定。新潮社に440万円の支払いを命じる判決を言い渡したが、新潮社はすでに控訴。太田もこの判決を不服として控訴した。
記事によると、太田の妻で、所属する芸能事務所タイタンの太田光代社長は「あちらが控訴したので、こちらも控訴しました」と説明。
>>爆問・太田の裏口入学の“証拠”とする資料が微妙すぎる? 妻・光代社長は最高裁まで争う姿勢<<
担当弁護士は「太田光氏としても一定の納得は得られる判決内容ではございましたが、新潮社側が東京高等裁判所に控訴したことを受けて、当方からも改めて謝罪広告の掲載等を求めて控訴を致しました」とコメントしている。
「新潮社としては、440万円を支払うことはまったく問題なさそうだが、記事の内容を真っ向から否定されたことが納得いかなかったのでは。とはいえ、1審の段階で記事を裏付ける証拠がかなり弱いものであることが明らかになっている。一方、太田サイドとしては、謝罪広告の掲載は譲れないようだが、過去の判例で謝罪広告の掲載まで命じたケースはなかなかなく、2審でも太田サイドが納得できる判決は出ないだろう」(1審を取材した記者)
もともと、太田は2010年に自身初の小説「マボロシの鳥」を同社から発売。関係は良好だっただけに、両者が歩み寄れば、これ以上時間と金が無駄にならずに済みそうだが…。