20周年記念大会第4弾となる今大会のメインイベントは、GHCヘビー級選手権試合で、チャンピオン潮崎豪に、『N-1ヴィクトリー2020』優勝者の中嶋勝彦が挑戦する。今年8月に人気タッグチームだったAXIZのパートナーである潮崎を裏切り、反体制ユニット金剛入りを果たした勝彦は、ノアの最強決定戦『N-1ヴィクトリー2020』をBブロックトップで決勝に進出すると、決勝では、潮崎を破ってAブロックトップで決勝に進出した清宮海斗と対決。右ハイキックでダウンを奪うと、ぶった斬りキックからのダイヤモンドボムでカウント3を奪取。優勝とともにGHCヘビー級王座の挑戦権を手に入れている。
試合後、嫌味なマイクを展開する勝彦の前に現れたかつてのパートナー潮崎は、GHCヘビー王座のチャンピオンベルトを肩に掛けながら、無言で勝彦と睨み合い、挑戦を受諾。そんな潮崎を見た勝彦は「今は俺の方が強い」「仕方ねぇから、ベルト懸けてお前の挑戦を受けてやるよ」と、まるで自分がチャンピオンかのような強気な発言に終始した。
勝彦が潮崎を裏切り、金剛入りを果たした理由の一つは、GHCヘビー級王座に興味があったのは言うまでもないだろう。しかし、悪の道を選ばなくても挑戦する方法はあったはず。この試合が終わった時、新たな真実が分かるかもしれないだけに、注目の一戦だ。
また、10.11大阪・エディオンアリーナ大阪大会で、谷口周平が武藤敬司にシングルマッチを要求したことを受けて、武藤と谷口のシングルも決定した。
(どら増田)