――芸能界にデビューして、今年でちょうど10周年だそうですね
大貫 そうなんです。高校3年の春休みに、生まれて初めて原宿の竹下通りを歩いていてスカウトされ、家族揃って舞い上がっていたのが昨日のことのようです。
――生まれて初めて?
大貫 はい。私、神奈川県の生まれなんですけど、部活のバドミントンに明け暮れていたのもあって原宿に行ったことがなかったんです。その日は母と祖母と3人でウィーン少年合唱団を見た帰りでした。名刺をもらって真面目にお話を聞いていると、次々に名刺を持った方が行列を作っちゃったんです(笑)。熟考の末、デザイン系の大学に進んだタイミングで芸能活動も始めることにしました。
――それから早10年。出したDVDは21本を数えた。今年は記念イベントも予定されていたのでは?
大貫 そうなんです。年明けからファンの方にはいろいろと告知していたのに、コロナでほとんどが実現できずにいます。それでも、事務所のサイトを通じてオリジナルTシャツや、マスクがちょうど入るサイズのポーチなどのグッズ販売はやらせていただきました。デザインは私が描いたんですよ。あとはZoomでファンの方とお話をしたり…。
――なんだか、デビュー当時の印象と比べると、ずいぶんとしゃべるようになったのでは?
大貫 そうなんですよ! やっぱりラジオでMCとかレポーターをやらせていただいてるからだと思います。スタッフの方には、何回も何回も「4秒沈黙があったら放送事故だからね」と教えていただいてるので。
彼女は現在、渋谷クロスFMの公開生放送番組『グラチアRadio Station』のレギュラーMCと、同『MAGIs Town Now!!』のレギュラーアシスタントを務める。また、WEB配信番組『ロッシーのたまご』にもレギュラー出演中。話術が鍛えられたのも納得だ。
大貫 でも私、基本的には陰キャなんですよ。家に籠ってゲームをしたり、本を読んでるのが好き。本と言えば、友だちと読書するのも好きなんですよね。
――友だちと?
大貫 一緒にカフェに行って、そこでお互いに本を読むんです。何をしゃべるでもなく、ただ黙々と読んで、時間になったら解散するという…。ただ、一緒にいるという穏やかな時間が好きなんですよね。
――たとえばの話、彼氏ができても、そういうデートでOK?
大貫 そういうことができる相手がむしろいいのかも。理想ですよね、そういう関係が。同じ漫画を巻違いで読んでたりしてても、「ここ、何度読んでも面白いよねぇ」なんていう風に共有できるのはすごく楽しそうだな…と妄想しちゃいます。
★適乳&魔尻で万人受け!?
――この10年間で一番印象深かった現場は?
大貫 2年前のサンスポGoGoクイーンに応募したことです。
――見事、グランプリを受賞されました。
大貫 ありがとうございます。私、それまでグランプリというものをいただいたことがなかったんです。写真集やDVDをずっとコンスタントに出してきて、みなさんに楽しんでいただけたのは嬉しいことなんですけど、後輩ちゃんがたくさん出てくる中で将来に悩んだりもするじゃないですか。GoGoクイーンには応募するかどうかで本当に迷いました。
――なぜ、そんなに悩むことが?
大貫 自分よりも若い、キャリアの浅い子の方が多いと思っていたんです。フタを開けてみたらそうでもなかったんですけど、一緒に頑張ってきたグラビアの仲間からしたら「なんでそこにいるの?」みたいな受け取られ方もしかねないわけで、事務所をあげての大会議になっちゃったんです。出るメリットよりもデメリットの方が多いんじゃないかって。いろんな意味でチャレンジでした。
――なるほど。そんな葛藤があったわけですか…。
大貫 私自身のキャラの問題もありますよね。年齢的にはけっこう上なんですけど、童顔だからかお姉さんキャラにもなれず、だからといって愛人キャラでもない。撮影スタッフさんとかには「彼女っぽいよね」みたいな言われ方はするんですけど、そういう子っていっぱいいるからキャラとして立たないし。ほんと、悩みどころなんです。読者の方に、何かしらのキャッチフレーズを付けていただけるなら、お願いしたいくらいです(笑)。
――初の冠ということだけど、確か某雑誌では「適乳(適度なサイズ&形の乳)番付」で横綱になってませんでした?
大貫 はい、それはいただきました。東の横綱でした。
――もっと大きくなりたいと思う?
大貫 昔は思いましたね。周りの人が本当に大きくてきれいな方ばっかりだったので、せめてFカップは欲しかったです。でも、もう成長が止まっちゃいましたから。
――今は何カップなの?
大貫 Dです。
――胸に比べて、お尻の方は少し大きめですよね?
大貫 実はそうなんです。そこが最近のプチ自慢です。先輩の杉原杏璃さんを始め、撮影スタッフさんがみんな「いいねぇ」と言ってくださるんです。適乳横綱をいただいた雑誌では「魔尻」と名付けていただきました。
――どの辺がいいんだろ? 丸みなのか、つや感なのか。
大貫 自分ではよく分からないんですけど、ヨガとかキックボクシングで軽く鍛えてるので、健康的ではありますね。ついつい目がいっちゃう、吸い込まれるような感じのお尻だから魔尻なんじゃないですかね。
――雑味がないというか、減点する部分のないお尻ではあるかも。
大貫 あ、それだぁ! そういえば私、髪の毛を始め体のパーツぜーんぶが万人受けするタイプだと思うんですよ。
――平均的という意味? あんまりいい言葉ではない気がするけれど…。
大貫 でも、案外難しいと思いませんか? ずっとこれでいるっていうのは。
――確かに。こうなったら、「プロの万人受け」を目指しますか?
大貫 そうなってきますよねぇ(笑)。
◆おおぬきさやか 1992年10月1日生まれ。T157、B85・W58・H85。最新DVD『彩color』(エスデジタル)が発売中。
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