デビュー当時から澄んだ眼光に勢いがあり、目尻の上がった凛々しい眼相の持ち主。狭めの目間と矢印型の鼻相も加わって、神経質で性急・勝ち気な気性が観て取れる。話している時など、眼球の動きが盛んなところにも、俊敏で利発な心性が現れている。
臥蚕(下瞼のサヤエンドウ形の部分)の張りが厚く、下瞼の目頭部分が膨らんでいる(求愛カーブ)のは、性感・性欲が充実している相。眼光に過剰な水気がなく、乾きすぎもせず、清潔で健康なエロスを感じさせる。
上唇(与える愛)がかなり薄く、下唇(求める愛)は厚めで、性愛に関しては自己中の甘えん坊で、「19歳年上の包容力」は彼女には願ったり叶ったりのはず。【官能度】は「3」寄りの「4」と観る。
以前より鼻の肉付きがよくなって丸みを増しているのは、金運とスタミナがついてきた証し。また、歯列矯正をしたのだろうか、上唇側の口元が引っ込んで、口相の勢いはやや落ちた。もとより口が小さめで回数をこなすタイプではなく、【スタミナ度】は「2」。
短い鼻下は男性の目には魅力的に映るモテ相で、誘惑に乗せられやすい尻軽相でもある。【モテ度】としては「2」寄りの「3」。
風門(耳穴の下のミゾ)が狭くて深い名器相で、口角が上がっているところもプラス要素ながら、口元の肉付きが薄くて締まりもよいとは言えず、トータルで観て【名器度】は「3」となった。
上がり目の眼形とすっきりとした口元があげまん相で、肉付きの増した鼻と、眉を以前ほど吊り上がりに作らなくなったところがプラス要素。豊かな臥蚕と乏しい小鼻がマイナスも、【あげまん度】は「4」寄りの「3」と、現代女性としてはかなり高い。
矢印型の鼻相は正面から鼻孔が覗かず、節約家で家庭の秘密を守れるという点で良妻相。一方、冒頭で述べた強い気性に加え、やや出額(夫を剋する後家相)で、薄い上唇(弱い他者愛)といったマイナス要素もあり、【良妻度】「は「3」寄りの「2」となった。
彼女は眼球が出て(露眼)いて恋愛にはいたって情熱的だ。原氏には自分からグイグイ接近していったとの報道もあり、さもありなん。ただ、同時に夫を(束縛など)愛しすぎて剋してしまう眼相で、再婚相でもある。
また、右目尻にあるホクロは夫婦関係の危機を暗示するもので、活きボクロゆえ凶意は弱く、一度危機を脱すれば後は安泰が訪れる。
原氏とは鼻相のタイプが一致していて好相性であり、末長く続くかどうかは、彼女の心積もり次第だ。
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【劉飛昶プロフィール】劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。