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北朝鮮 金与正氏が食糧難で「万事与通」犬・ウサギ上納命令

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提供:週刊実話

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、健康問題から目に見えて公開活動を減らしており、韓国の中央日報の独自集計によると、過去100日間に正恩氏が国営メディアに登場したのは、わずか33回にすぎなかった。

 このうち20回は外国の指導者に祝電を送るという形式的なもので、実際の登場はたったの13回。しかも肉声なしという異様さであることから、一部では「影武者説」がまことしやかに囁かれている。

 そのため、熱心に行っていた視察のほとんどを部下に任せていたわけだが、朝鮮中央通信は7月23日、正恩氏が平壌近郊に建設中の光川養鶏場を視察し、「人民の生活に不可欠な鶏肉と鶏卵の供給が遅れている」と担当幹部を叱責したと伝えた。

「国連の調査によれば、北朝鮮は国民の半数が日々の生活に困難をきたしているほど、食糧事情が逼迫しています。栄養失調で健康を害する子供も多く、軍人でさえ食糧不足にあえぎ、略奪に走るほど治安が悪化している。こうしたことから正恩氏は、唐突に『人民第一主義』を提唱し、130キロ余りの巨体を揺すって養鶏場を視察しました。飢餓状態に陥った軍人や国民が、クーデターや騒乱を起こすことを危惧したのでしょう」(北朝鮮ウオッチャー)

 独裁者の掲げる「人民第一主義」ほど白々しいものはない。正恩氏は権力を掌握した直後に人民遊園地を完成させ、さらには中央動物園を改修している。そして、世界的なスキー場の建設など遊戯用インフラの整備に、多くの国民を駆り出して疲弊させた。

 これらは「人民生活の向上」を図るための国家的プロジェクトとされたが、実のところは当時、まだ新婚ホヤホヤだった正恩氏が、妻の李雪主氏と生まれ来る子供たちのために、必要となる遊び場を用意しただけだった。

 執権8年を迎えて岐路に立つ正恩氏に代わって、今や妹の金与正党第1副部長が国政の前面に立ち、党や軍では「万事与通」(すべては金与正を通せ)が共通語になっている。

 いつもの光景ではあるが、養鶏場を視察する正恩氏の後を金魚のフンのように付いている北朝鮮高官や軍幹部、養鶏場の関係者は、全員が何かに取り憑かれたようにメモを取っていた。

「異様な光景以外の何物でもありません。指導者が会見に臨む場合、高性能のボイスレコーダーを持参すれば事足りるのに、一言一言をメモしているのは世界で北朝鮮だけです。視察中にメモを取っていないのは、後継者と目される与正氏のみ。メモ取り仕事を免除されていることでも、彼女がいかに特権を有しているかが分かります」(同)

 北朝鮮にとって永遠の存在である金日成主席は、かつて「人民が白米と肉の入ったスープを食べ、絹の服を着て、瓦屋根の家に住めるようにならなければいけない」と語った。しかし、没後30年を前にしても、国民は絹の服どころか食糧さえ口に入らない。

「自国の沿岸漁業権を中国に売り渡してしまった北朝鮮は、本来なら許可が必要な日本の排他的経済水域内に不法侵入し、庶民生活に不可欠なスルメイカ漁を行っている。漁民は軍から燃料を与えられ、漁を強制されていますが、イカだけでは食糧事情を改善できない。そのため鶏肉や鶏卵のほか、かねてから力を入れているウサギの養殖に頼らざるを得ないのです」(国際ジャーナリスト)

 食糧難は与正氏にも注進され、彼女の意を受けた上層部からお達しが出た。その内容は「全軍人はウサギ1羽、その家族は最低14羽を飼育し、所属する部隊に上納せよ」というものだ。

「すべての小中学校を合わせると年間で3000万羽以上のウサギを飼育しており、子供といえども食糧増産に駆り出されています。北朝鮮では牛や豚のエサも人間が食べてしまう。そこで、少ないエサでも繁殖率が高く味もいいウサギが、格好の食肉となっているのです」(食糧経済学者)

 ウサギのエサにするアカシアの葉を求めて、兵士やその家族、小中学生は野山を駆けずり回る日々。これではアメリカや韓国に戦争を吹っかける余裕などあろうはずもない。

 北朝鮮は警告を無視して核やミサイルの実験を繰り返したため、国際社会から厳しい制裁を受け、外貨収入が激減している。頼みの中国との貿易は新型コロナの影響で9割減となり、保有する外貨は年内にも枯渇するとの観測も出ている。

「7月に入ってから、与正氏は別の通達を出している。『犬を飼っている人民は速やかに政府に供出するように。ただし、15キロ以上の犬に限る。10月1日までに犬を提供した人民には、米か中国製の食用油を購入できる許可証を与える』という内容です」(同)

 実は、平壌には有名な犬料理の専門店が36軒ある。しかし、食用の犬肉が不足しており、正恩氏や与正氏には、これが頭痛のタネ。というのも朝鮮半島では、夏場を乗りきる滋養強壮の食材として犬肉が欠かせないからだ。

「通達が出た途端、あらゆる犬が平壌に集まってしまい、地方の犬肉業者は悲鳴を上げています」(同)

 北朝鮮では、古くから精のつく食材として犬肉が重宝される一方、ウサギ肉は健康食として、動脈硬化症の予防になると推奨されている。

 低脂肪、低カロリーのウサギ肉を真っ先に食べなければならないのは、激太りで健康を害した正恩氏であるはずだ。

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