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コロナの陰で改名していた、元アイドル芸人とコント職人 その意外な理由は

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はんにゃ・川島ofレジェンド

 運をつかめることを信じて、改名に踏み切る芸能人は多い。番組を利用する者や一般公募、呼び方を変えない者やノリ…など、多種多様だ。そんな中、地味に、しかも期間限定という中途半端な改名に踏み切ったのが、はんにゃ・川島章良だ。現在は「川島ofレジェンド」である。

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 きっかけは今年2月までさかのぼる。eスポーツを盛り上げるために、YouTubeチャンネル「元はんにゃ川島のeスポーツ芸人生活」をスタートさせた。オンラインゲーム歴13年で、腕には自信がある。そこで、11月までの9カ月間で、オンラインバトルゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)で、芸能界のナンバーワンプレーヤーを目指す。目標は、“LoLのゴールドプレーヤー”であるケイン・コスギだ。

 11月までにゴールドプレーヤーになれると、賞金100万円が授与される。途中で投げ出さないなど、多くの事項が記された契約書にサイン、合意した。その際、チャレンジ期間中は芸名を変えなければならないというルールが設定された。新しい芸名には、多くの候補が挙がった。

 アイアン川島。グッドゲーム川島。ヌーブ川島。ペンタキル川島。ウルト川島。バン川島バン。川島名人の冒険島。ズクダンズンブングン川島。抽選で決められたのが「川島ofレジェンド」だった。ちなみにこの期間内は、「はんにゃ」を名乗れない。つまり現在は、元はんにゃの川島ofレジェンドだ。

 万が一ゴールドプレーヤーになれなかった場合は、サイコロで出た目×100万円をeスポーツに還元しなければならない。6の目が出たら、600万円の支払い。コロナ禍で仕事が激減している芸人にとっては、痛恨の出費であるのはいわずもがなだ。

 そんな川島の最近の話題といえば、3カ月で12㎏のダイエット。だしで痩せることに成功した。
 川島と同じく、コロナ禍でさしたる話題にならなかった改名といえばバンビーノ。「キングオブコント2014」や「歌ネタ王座決定戦2015」で決勝戦に進出し、「ダンソン」のリズムネタでは「キングオブコント2015」で準優勝。翌16年には「上方漫才協会大賞」の特別賞を受賞した実力派だ。同年に活動拠点を大阪から東京に移したが、テレビ露出は減少。劇場中心の活動だ。

 藤田裕樹が藤田ユウキ、石山大輔が石山タオルとなったのは、外出自粛要請の解除後。すでにメディア離れしていたため、ほぼ話題にならなかった。

 はんにゃは元アイドル芸人。相棒の金田哲が女性人気の9割を獲得しており、写真集を出版したほどだ。一方のバンビーノは、コント職人。いずれも旬を過ぎた感が否めないが、改名で起死回生となるのだろうか。

(伊藤由華)

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