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先月8日、柳楽と共演者の女優・有村架純、そして18日に死去した三浦春馬さんがNHK広島放送局で開催した完成試写会に出席。柳楽は「とても重大な事実をベースにしたストーリーということで、撮影が始まる前は正直とても怖かった」と吐露。何度か共演のあるキャストが多く心強かったというが、残念なことに三浦さんはこれが最後の公の場となり、同ドラマは遺作となってしまった。
柳楽というと、映画監督の是枝裕和氏に見初められ2004年8月公開の映画『誰も知らない』の主演に抜擢。同映画はカンヌ国際映画祭にて、当時14歳の柳楽が史上最年少かつ日本人初の男優賞を受賞し、その名を知らしめた。
私生活では、高校の後輩に当たる女優・豊田エリーと2010年1月に結婚。同年10月に長女が誕生し、弱冠20歳にして父となった。
若くして人生経験の豊富な柳楽だが、2006年公開の主演映画『シュガー&スパイス〜風味絶佳』でW主演した女優・沢尻エリカから酷評され、以降は共演がNGなんだとか。
同映画は、小説家・山田詠美氏の『風味絶佳』が原作。恋を初めて知った青年のほろ苦い初恋と失恋を描いたラブストーリーで、バンド・オアシスが、楽曲を提供した初めての邦画ということでも話題となった。ちなみに両者は、恋人同士の間柄を演じていた。
ところが、映画のプロモーション用のインタビュー取材を受けた際、沢尻は当時16歳の柳楽に対して、「何十テイクやったと思います? ものすごい数ですよ。誰のせいか知らないですけど」と辛辣な批判を連発したのだ。
その場にいた記者たちをあ然とさせた沢尻は、「ラブストーリーなんだけど、まあ、共演者(柳楽)がアレじゃねぇ」「まだまだ彼(柳楽)、子供だから。話って言っても、そんなにないけれど、まあ、頑張ってほしいな、これから」などと、あからさまな上から目線を見せた。
「別の日に行われた対談でも両者は目を合わせることなく、沢尻は柳楽が話している間もそっぽを向いたままだったといいます。沢尻も若くして国民的女優の地位を得たことから、柳楽の演技がどうこうではなく、存在がしゃくだったのかもしれません」(映画関係者)
当時、柳楽は『誰も知らない』での受賞が「演技しないことが評価されただけ」と、悩んでいたという。だが、そんな中で沢尻と共演した柳楽はNGを連発するたびに文句をつけられたが、1度だけ沢尻に褒められたことがあり、柳楽は沢尻の一言で演技に対する自信がついたという。
プレッシャーとなっていた『カンヌ受賞』で、一時は人間不信に陥ったという柳楽。だが、沢尻の褒誉で復活を遂げ、映画は無事に撮影を終えたようだ。
「ですが、沢尻は結局、柳楽を批判。もともと、無口な柳楽だけに困惑したようです。記者会見で劇中でのキスシーンを振り返った柳楽は、年上の沢尻を相手に『緊張した』と赤面しては、キスの味を『桃色』と余韻に浸っていたのもつかの間、切り替えの早い沢尻の淡白さには落胆していた様子でした。以降、両者の共演は確認できませんが、沢尻の助言で柳楽が役者として奮い立ったのはまぎれもない事実でしょう」(芸能ライター)
カンヌ受賞から16年が経ち、役者として、男としても脂が乗った柳楽。薬物治療中だという沢尻は今、何を思うだろうか。