第1試合は、『エピソード#3』で新日本デビュー。いきなりロッキー・ロメロから勝利を奪った、話題の“元UFCファイター”トム・ローラーが登場。その2戦目は“LA道場”のアレックス・コグリンと対戦する。182センチ、92キロと言うヘビー級の体格、レスリングやブラジリアン柔術のバックボーンを持つローラーと、柴田勝頼コーチに「大きな赤ちゃん」と言わしめるLA道場で最もポテンシャルを秘めた男・コグリン。ともに粗削りながら、突出したモノを持つ両者がいったいどんな試合を見せるのか注目だ。
第2試合は、『THE NEW BEGINNING USA』や『Lion’s Break Project』にも出場していたミステリオッソが、『エピソード#2』に出場した“新顔”ダニー・ライムライトとシングルで対決。『エピソード#2』では、TJPに対して果敢にハイフライ殺法を連発し、独特のムーブで注目を集めたダニーが、ミステリオッソのルチャリブレとどんな試合を繰り広げるのか?ここで株を上げて来日を決めたいところだ。
第3試合は、ロッキー・ロメロ&ラスト・テイラーがTJP&クラーク・コナーズとタッグ対決。『Lion’s Break Collision』のスポークスマンでもあるロッキーは、『エピソード#2』にて変幻自在のサブミッション殺法を見せた注目の“新顔”テイラーとコンビを結成。対するは、TJPとコナーズによる“新旧LA道場”コンビ。グラウンドやキレのある関節技を得意とするテイラーと、LA道場で柴田勝頼コーチに新日本スタイルで鍛え抜かれたコナーズとの攻防は必見である。ここに海千山千のベテランであるロッキーとTJPが絡むのだから、好勝負は必至だ。
メインイベントは、因縁のジェフ・コブとカール・フレドリックスがシングルで対戦。この両者、『エピソード#1』のタッグマッチでカールがコブに試合後につっかかって険悪なムードに。さらに、『エピソード#3』では、コブが試合後のカールを背後から急襲。ジャーマンスープレックスを炸裂させて宣戦布告している。今回のシリーズで、“脱ヤングライオン”をアピールした現在伸び盛りのカールと、新日本マットのヘビー級戦線で存在感を発揮してきた“スープレックスマシン”コブの一戦は、今後の新日本マットにも影響を与える試合になるかもしれない。
『Lion’s Break Collision』の最終マッチにふさわしい、海の向こうで行われるフレッシュなヘビー級同士の対決に注目だ。
(どら増田)