事の発端となったのは、15日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)での一幕。その中で22日からスタート予定の消費喚起策「GoToキャンペーン」について、森田知事は「GoToキャンペーンを千葉県は丸のみするんじゃなくて、千葉県の人に『GoTo千葉』にしようじゃないかと」と発言。県外旅行者にも「県外から来る人にはどうぞあなたも万全を期して来てくださいと、その代わり最高のおもてなしをしますと、そのようなスタイルでいきたい」と明かしていた。
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GoToキャンペーンについては、反対運動も起こるほど批判が大きくなっているだけに、世論と森田知事の発言のあまりの差にMCの宮根誠司は思わず苦笑い。最終的に森田知事は「社会を自分で守りましょうということを考えて、それと同時に受け入れる側も万全の対策をする」「千葉県の場合は、そのような形をとってまいりたいと思います」と話していたが、放送後、森田知事の「GoTo千葉」や、矛盾しているともとれる一連の発言に視聴者からは「千葉がいいところなのは分かるんだけど、今言うべきじゃない」「話しているうちに内容が最初と真逆だけど大丈夫?」などと批判が殺到する事態となった。
その後、森田知事は翌16日の定例会見の中で、「GoTo千葉」発言の真意について記者から質問を受け、「“コロナ”とか言われてるときに外へ出るより我が千葉県で思いっきり千葉県民は楽しみましょう。だから『千葉県民 GoTo千葉!』と言った」と県民向けに発言したとした一方、県外からの観光客については感染対策をしっかりとしてほしいとした上で、「最高のおもてなしをします」とまたも歓迎するような発言。最後には「ウェルカムトゥ千葉ですよ」と話していた。
「ウェルカムトゥ千葉」という再び飛び出したこのパワーワードは同日の『ミヤネ屋』でも放送され、ワイプ越しに宮根らはまたも苦笑い。視聴者からも、「ウェルカムって思いっきり歓迎してるじゃん」「GoTo千葉とかウェルカムトゥ千葉とかどう見ても県民向けの言葉じゃないんだけど…」「なんで県内の人が県内で安全に楽しめるよう努力するってことが言えないんだろう」という声が漏れた。
今回の発言でまたも県民からの不信を買ってしまったようだった。