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汚水槽から発見された全裸の若い女性の上半身、14年後に同じ現場で発生した惨殺事件との関係性は【未解決事件ファイル】

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画像はイメージです

 1988年9月9日、東京都江戸川区にある下水道局ポンプ所で女性の遺体が発見された。遺体は激しく損壊されており、上半身部分しか発見されていない。結局、2020年6月現在に至っても犯人逮捕はおろか、被害者の身元も判明していないままだ。

 遺体の第一発見者は、現場の下水道局に勤める男性職員。地下2階にある汚水を貯蔵する水槽の中で遺体を発見したそうだ。様々なゴミと一緒に浮いており、遺体は裸だったことから、「マネキンではないか」と最初に職員は考えたという。しかし、不審に思った職員は警察に通報。駆け付けた警察官により、遺体の一部であることが判明した。

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 警察の調べによると、女性は推定17歳~30代前半。両耳にはピアスの跡があり、指にはマニキュア、わきは脱毛の跡があったという。犯人が女性を殺害後、切断した上でマンホールやU字溝などに遺棄したと見て、警察は捜査を開始した。遺体の腹部から下は刃物で切断されており、残りの部分は雨水を放流するゲートから流れていったと思われているが、未だ見つかっていない。

 警察は、聞き込みやポスターを利用した情報提供の呼び掛け、女性の歯形や特徴を警視庁のサイトに掲載するなど、懸命の捜査を実施。この下水道ポンプ所に流れ込む下水の範囲は半径5キロ程度、江戸川区の大部分と葛飾区の一部に当たる。捜査範囲も拡大して事件解決の糸口を探ったが、犯人の手掛かりや女性の身元を見つけることは出来なかった。

 現場は住宅街からそう遠くない位置にあるものの、工場が近くにあるため夜間の人通りは少ない。街灯も少なく、薄暗い雰囲気が漂っていると現地の住民はネット掲示板に書き込んでいた。

 実は、このポンプ所で起きた事件はもう一つ存在する。女性の遺体が発見されてから14年後の2002年3月16日、下水道局ポンプ所の敷地内でタクシー運転手が殺害される事件が発生した。被害者は胸や背中に10か所以上の刺し傷があり、売上金がなくなっていたそうだ。警察は強盗殺人事件と見て捜査を進めたが、この事件も未だ犯人は捕まっていない。

 二つの未解決事件の現場となったポンプ所だが、建設された1978年には戦時中に埋められたと思われる不発弾が発見されたこともあった。未解決事件2つに不発弾の発見。色々といわくつきの現場だが、犯人達は何故ここを選んだのだろうか。

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