『かみひとえ』は、博多華丸・大吉とココリコ、弘中綾香アナウンサーの5人がMCの番組で、若手芸人が大盛りで有名な飲食店へ行き食べ切るという企画が行われている。
この日、挑戦したのは女性お笑いトリオ「3時のヒロイン」とお笑いコンビの「すゑひろがりず」の2組だったが、収録当時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、店内でのロケができないため、ネット通話を使い店主から調理法を聞き調理して自分で食べる「テレワークデカ盛り」を実施した。
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この「テレワークデカ盛り」は既に四千頭身が行っているが、この2組は初めてであり、慣れない様子が放送された。
特に、3時のヒロインは苦戦していたようで、調理担当の福田麻貴は自身が小食という事もあり、デカ盛りの分量がわからずパニックに陥るシーンが多く、調理企画にも関わらず、髪の毛をしきりに触るなど、他の調理番組では見慣れないシーンが続出。さらに、調理は福田ひとりで行うため、ほかのメンバーはただ単に待つだけであり、お笑い番組として地味な画が続いた。また、食べる工程でも、福田がひとりだけ小食で、他のメンバーは早めに食べ切ってしまったため、福田ひとりで1時間デカ盛りを食べ続けるという奇妙な展開になった。
その一方、すゑひろがりずは、二人とも芸歴10年以上ということもあり、途中で自身が考案したミニゲームをやってみたり、待っている側も現場を盛り上げようとボケを入れて来るなど、3時のヒロインとの芸人の実力差が露呈した形になった。
現に、番組中でも3時のヒロインのVTRに対して、博多大吉が「キャリアが若いから見えてるものでしかボケられない」「見てる方も絵を描いたり、粘土を作るなどの変化があった方がいい」と制作側へアドバイスする場面も。
また、偶然にも3時のヒロインはこの日、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にも出演。料理研究家の教える簡単レシピを自宅で作るという趣旨だったのだが、メンバーのかなでが「料理が得意ではないので、お母さんが作ります」と母親に全部料理をまかせるという展開もあり、やはり大吉の指摘した通り、食レポや料理ロケを担当するには、まだまだ努力が必要ということだろう。
もっとも、『ヒルナンデス!』では、かなでが「いるだけで癒しになっている」という評価の声もあったほか、『かみひとえ』でも、超スピードでデカ盛りを完食したため、コロナが明けたら一転「食いしん坊キャラ」としての需要は高まると思われる。
彼女らが本当の意味で売れっ子にはなるのは、もう少し時間が掛かりそうだ。