イギリス・サウス・ヨークシャー州で、35歳と30歳の指名手配されていた2人の男が警察から逃げるも、おならをしたことで居場所がバレ、逮捕されたと、海外ニュースサイト『YorkshireLive』と『Rare News』が5月8日までに報じた。35歳の男は過去に違法な行為をするも出廷しなかったことで指名手配されていた。30歳の男が指名手配されていた理由については明かされていない。
報道によると、警察は5月7日、「指名手配犯だと思われる男がいる」という通報を受け、とある家に向かったという。警察が家に押し入ると、男たちは逃走したそうだ。
男たちは家の近くの森の中に逃げ込んだ。森の中は暗闇で視界が悪く、警察は男たちを見失ったという。警察が茂みをかき分け捜索していると、男の一人がおならをした。警察はおならの音が聞こえた方向に足を進め、逃げる犯人を逮捕。おならをしなかったもう一人の指名手配犯の男も、おならをした指名手配犯の男の近くに隠れていたところを逮捕された。
報道によると、警察はおならが聞こえた時の様子について、「おならは洋服を破るような物凄い爆発音だった。我々は体力をほとんど使い果たしていたけど、おならの音に救われた」と明かしているという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「なんて間抜けな犯罪者。緊張しておならが出てしまったのか」「どれほどすごいおならだったのか。警察が明かした『物凄い爆発音』という表現はユーモアがあっていい」「おならをしてもすぐに逃げれば警察を撒くことができたかも。恥ずかしさでうまく走れなかったのか」「コロナで外出自粛中のため、街は静かだったはず。余計におならの音が響いたのかも」「外出自粛中なのに、外に出ることはやめてもらいたい。警察が来た時、素直に連行されるべきだった」などの声が挙がっていた。
海外には、おならが逮捕のきっかけになった事件が他にもある。
アメリカ・ミズーリ州で、薬物所持の容疑がかかっていた男が警察から逃げるも、おならをしたことで警察に居場所がバレ、逮捕されたと、海外ニュースサイト『New York Post』が2019年7月に報じた。
同記事によると、警察は男を逮捕するため男の自宅に向かったという。警察を見た男は、自宅近くの森林地帯に逃げ込んだ。警察は男を追いかけるも、一瞬、男の姿を見失ったが、男がおならをしたため警察が男の居場所を掴み、逮捕したそうだ。警察によると男のおならに警察犬も反応したという。
おならが犯人逮捕の手がかりになることもあるようだ。
記事内の引用について
「Wanted man hiding from police in the woods gives away his location - by farting」(YorkshireLive)より
https://www.examinerlive.co.uk/news/local-news/wanted-man-hiding-police-woods-18222951
「Loud Fart Gives Away Suspect’s Hiding Spot to Police」(Rare News)より
https://rare.us/rare-humor/man-farts-bush-arrest/
「Loud fart helps police sniff out suspect hiding from arrest」(New York Post)より
https://nypost.com/2019/07/10/loud-fart-helps-police-sniff-out-suspect-hiding-from-arrest/