本番組は、「違和感」をテーマにした新感覚のクイズ番組で、2回のスペシャル番組の後に今年春からレギュラー放送が開始され、この日は2回目の放送だった。
物議を醸したのは、番組の中盤に放送された漢字クイズの「違和漢字」で、並べられた漢字に違和感があるかどうかを答えるというもの。
出題した3文字漢字には、金色の文字に赤色の縁取りが施され、スロットのように一文字ずつ回る演出が入ったほか、司会を務める千鳥・ノブの顔がカットインし、「激熱!得点倍じゃ~」というテロップが表示されるなど、まるでパチンコやスロットを連想させるような演出が差し込まれた。
この大胆な演出には、ネットでも「出題形式が完全にパチンコ」「すごい大胆な演出」「新鮮で面白い」という声があったほか、出演者側も演出がパチンコ風になっていることは気が付いており、「完全にパチンコじゃん!」「スポンサーにKYORAKU(実在するパチンコメーカー)が入ったのか?」といった声が相次いでいた。
ところが、このパチンコ演出は視聴者から絶賛の声があった一方で、首をかしげる視聴者も多くいたようで、現在日本では新型コロナウイルスによる緊急事態宣言において、休業要請に応じないパチンコ店や、県をまたいでパチンコ店をハシゴするパチンコファンが全国で相次いでいることから、「パチンコが社会問題になっているのに、パチンコ欲を助長するような演出はどうなの?」と言った声が相次いだ。
なお、5月11日の放送分は出演者全員がリモートでの出演となっており、また、「外出自粛中に漢字の勉強をしていた」と語る出演者もいたことから、4月に入ってからの収録と思われ、この時点でもパチンコ店での密集は既に問題になっていたため、やはり面白さ優先でパチンコ風の演出にしたことは、タイミング的には早すぎたと思われる。