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結局得をしたのは…元NGT山口真帆の暴行事件をめぐる裁判、予想通りの“灰色決着”に?

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山口真帆

 アイドルグループNGT48の元メンバー・山口真帆への暴行事件をめぐり、運営会社の「AKS(現・ヴァーナロッサム)」が、暴行容疑で逮捕(不起訴)された加害者の男性2人に3000万円の損害賠償支払いを求めた裁判の弁論準備手続が8日、新潟地裁で行われ、和解が成立したことを、各スポーツ紙が報じた。

 各紙に対し、AKS側の代理人弁護士が明かしたところによると、男性2人は「AKSに謝罪文を提出」、「損害賠償として数百万円の謝罪金支払い」、「48グループのイベント出入り禁止」などの条件を受け入れ、和解が成立。

 和解理由としては、原告と被告双方の主張と立証がすでに出尽くしていることや、裁判が長引くことによるメンバーへの負担などを挙げ、「勝訴的和解だと思っている」と説明したという。

 謝罪文では、被告が事件直後に、山口にNGTの複数メンバーの関与をほのめかす虚偽の発言をして、風評被害を与えたことなどについて陳謝。また、NGTの他のメンバーについて、本件に一切関与していなかったことを認めたという。

 「結局、裁判で得をしたのは数百万円が支払われることになったAKSのみと思われます。イメージダウンしてしまったNGTの名誉回復はできず、被告がファンとの『つながり』を主張した山口が潔白であることも証明されませんでした。そもそも、何のために裁判をしたのかからして疑問だったが、予想通りの“灰色決着”になってしまったようです」(芸能記者)

 この件について、ネット上では「八百長、出来レース、ブック通り等と言われる予定調和の演出」、「グレーどころか真っ黒なまま」、「被告・原告共に、既に身動きの取りにくい山口さんを排除した上での『形の上の結果』が欲しかっただけ」などの厳しい声が。

 当事者である山口もこの結果には満足していないはずだ。

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