日本アカデミー賞は、部門ごとのノミネートがまず発表され、本番当日に最優秀賞が発表される流れだ。岡村は『決算! 忠臣蔵』で助演男優賞にノミネートされていた。ラジオ番組でも受賞への意気込みを語っていたが、見事に逃してしまった。
岡村は「あんまり言いたくないけど、ちょっとシークレットブーツ履いてんねん」と、登場シーンで、ほかの俳優陣に混じってシークレットブーツを着用して臨んでいたと語った。これは、スタイリストと韓国旅行へ行った時に見つけた「5000円くらいのシークレットブーツ」だったようだ。改めて、自分の登場シーンを眺めてみると、「率先して引っ張ってるみたいな、アテンドする人みたいやん」と岡村は話し、笑いを誘っていた。
さらに、岡村は「周りのイエスマンたちも悪い。(発表が)近づいてくるにしたがって、獲れるんちゃうんかとなって、日本テレビさん、ニッポン放送さんがそうした空気を醸し出してきた。何なら担ぎ上げられた、祭り上げられたこともある」と裏側を話していた。
当日は、岡村はパーマ姿で挑んだが、このスタイルを作り上げるのにも、「1時間くらいかかった」なるかなり気合の入ったものだった。岡村から何度もリテイクを重ねた力の入れようだった。ただ、そこまで準備をしながらも、すべて徒労となってしまった。
ネット上では「岡村さん、これは完全に逆ギレだろう」「きちっとネタにしているのがいいね」といった声が聞かれた。2020年の俳優、岡村隆史としての出だしはあまりうまく行かなかったとも言えそうだ。