この日の『さんま御殿』のテーマは、「強烈すぎる関西女が大集合!大阪VS京都&兵庫たまに滋賀」という、関西地方出身の女性タレント数名が集まりトークするというもの。
このご当地バトルは、「さんま御殿」でも何度か行っているが、今回は野々村のほか、アンミカ、ファーストサマーウイカなど主義主張の強い女性タレントが前列に座っていたため、トークは白熱化し、近年まれに見るカオス回となったようだ。
特に注目を集めたのは、大阪府出身である野々村の「関西弁」への想いであったという。野々村は、関西弁を人一倍大事にしているといい、ひいては「明るい」「面白い」「人情の人」という関西人の共通イメージは、大阪人が作り上げてきたものであり、滋賀県や京都府の住民やタレントは、東京へ出るとすぐに関西弁を隠したがる癖があると指摘した。
もっとも、他県にも言い分はあるようで、京都府出身のギャル曽根は「関西弁だと東京で仕事を貰う機会が減る」といった切実な悩みを告白。また、兵庫県出身のフリーアナウンサー豊崎由里絵も同様の悩みを抱えており、「関西人っぽくないと言われると褒められた気がする」との意見を発した。すると、野々村は「つまり関西弁は下品ということ?」と突っかかると、さんまは「下品やないかい!」と反応。そこで、野々村は「いや、関西弁を下品にしたのはさんまさんですよ!」とさらにツッコミ返すというファインプレーを見せ、これにはさんまも苦笑するしかなかった。
ネットでは、この野々村の「関西弁を下品したのは明石家さんまだった」という持論を巡り、「その通りだと思う」「よく言った」など多くの意見が書き込まれた。一方、野々村の意見に反対する声も少なくなく、「さんまさんと言うか、人によるのでは?」「大阪人が一番偉いという事を言いたいだけでは?」といった意見もあった。
野々村は元芸人で、夫は現役のお笑いコンビ2丁拳銃・川谷修士という異色のプロフィールを持つ放送作家で、2019年頃から全国放送のテレビに出演するようになっている。いい意味でも悪い意味でも、「コテコテの大阪人」という雰囲気のため、好みは別れる芸風なのであろう。しかし、大御所にここまで言える野々村だけに、2020年はより露出が増えることだろう。