彼女はもともとグラビア出身のFカップアイドル。小池がテレビに出演し始めた頃は、所属事務所だった「イエローキャブ(現在は解散)」の全盛期であり、バラエティーに多く出演できるチャンスがあった。それまでも、グラビアアイドルがテレビに出ることはあったが、長続きはせず、消費されていくのが当たり前だったという。そんな中でも、小池、MEGUMI、佐藤江梨子ら“イエローキャブ軍団”はバラエティーで多く笑いを取り、息の長いタレントとして芸能界を席巻した。しかし、小池が女優業に進出し始めると、3人には大きな差が生まれ始める。
「小池はグラビアやバラエティーと並行として、女優業をスタート。2008年に映画『接吻』でヨコハマ映画祭主演女優賞など各賞を総なめし、その演技力の高さに注目が集まり始めました。その頃から女優として、色が付かないようバラエティーに出演することをセーブ。夫の借金問題はあったものの、彼女自身には特にスキャンダルもなかったため、今もなお大活躍しています」(芸能ライター)
一方、MEGUMIは、Dragon Ash・降谷建志とできちゃった結婚。その後は、ママタレントとしてバラエティーにも出演しつつ、女優業もまい進。2019年には映画『台風家族』と『ひとよ』で第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞している。バランスよく活動はできているが、どちらつかずといった印象だ。
抜群のスタイルでグラビア界を席巻した佐藤は、定期的に女優としての出演はあるものの、これといった大きなインパクトは与えていない。
「佐藤は、2006年に市川海老蔵との交際が週刊誌に報じられたことがあります。これに追随するように、彼女の印象が悪くなるような悪意のあるゴシップニュースが上がり始めました。週刊誌の報道によって、佐藤のイメージが落ち込んだことには変わりないでしょう」(同上)
以上のことを鑑みて、90年代~00年代、グラビアアイドルとして活動してきた3人の中で、女優として頭ひとつ抜けているのは小池であると言えるだろう。年齢を重ねて、さらに味わい深い演技を見せる彼女の姿を、劇場やドラマで見てみたいものだ。