高齢者同士なら関係が上手く行くこともあるが、若者への恋心が成就することは、ほとんどない。通常なら諦めてしまうものだが、中には「それでも」と諦めず、ストーカー化するケースも。中でも、かなり変わった「求愛」で世間をドン引きさせたのが、2018年10月に発覚した事件だ。
事件を起こしたのは、兵庫県明石市に住む無職の男(66)。16歳の女子高生に恋心を抱くと、2018年9月2日と3日、兵庫県加古郡で待ち伏せ。さらに、14日には電柱に女子高生の名前、自分の携帯電話番号、そして「連絡してもらえたら嬉しい」などの「恋文」を数十枚貼り付けるという行為に出た。
これだけでも気持ち悪すぎる行動だが、実は男は8月に女子高生に卑猥な言葉を叫んだとして、県迷惑条例違反で逮捕されていた。その後、待ち伏せと電柱への恋文貼り付けが発覚し、ストーカー規制法違反の疑いで再逮捕となった。
孫ほど年齢の離れた女子高生に好意を抱き、付きまとう事件。女性からは「気持ちが悪すぎる」「16歳の女性が66歳に恋することなんて絶対ない。馬鹿じゃないの」「孤独な老人のストーカー。これから増えて行きそう」などの声が上がる。
一方、男性からは「気持ちが悪い」「のぼせてるんじゃねえよ」という厳しい声もあったが、「気持ちはわかる」「行動はともかく恋心を抱くのは自由」「66にして恋心を持つ精神だけは凄いと思う」などの声も出た。
同情の声もあるようだが、男の行為はストーカーという犯罪。容認するわけには断じて行かない。