「環境相に就任する直前に行われた昨年9月の日経調査で、進次郎氏はポスト安倍候補のトップ(29%)。ところが、1月の同調査は1位が石破氏で25%、進次郎氏は11%。一気に3位に転落してしまったのです。この凋落ぶりには政治担当記者ばかりか、自民党内でも驚きをもって受け取られています」(政治部記者)
進次郎株急落の原因は2つある。
「1つは世界的にも温暖化対策で注目されるポストに就きながら、経産省周辺の進次郎つぶしに対抗できずズルズル敗走した。裏を返せば、戦略不足と勉強不足が露呈したのです」(同・記者)
2つ目は、『週刊文春』が報じた人妻不倫&政治資金疑惑だ。
「疑惑は進次郎氏が代表を務める資金管理団体『泉進会』の2015年収支報告書です。軽井沢のホテルの支出が人妻・S女史との私的宿泊代では、というもの。さらに、過去のホテル代への疑惑も出てきた。1月末には、野党議員が国会で『議員宿舎があるのにホテルに泊まる必要があるのか』と追及したほどです」(同)
進次郎氏は「大半は秘書が仕事で宿泊した」と答弁し、適正処理を主張したが、疑惑は晴れていない。
「カジノ汚職でも接点がある。東京地検特捜部から事務所の家宅捜索を受けた白須賀貴樹衆院議員は、収賄容疑で逮捕された秋元司衆院議員と『500ドットコム』の中国本社を訪れたり、千葉市長とドットコム関係者らとの面会の仲立ちもしていた。白須賀議員は進次郎氏の勉強会の幹事を務めるバリバリの側近で、進次郎氏の総裁選出馬を密かに画策していた議員です。今後、カジノ疑惑で何かあれば、進次郎氏にも火の粉がふりかかりかねない」(全国紙社会部記者)
進次郎、トリプル大逆風だ。