ブログで釈は、仕事が終わった後に「英会話レッスンに行ってきました!」と報告。「渡米に向けて ここ最近は毎日、マンツーマンで英会話の勉強してます」「毎日少しでも時間を作って英語に触れる習慣をつけています」と、釈は海外での仕事を控えているのか、現地スタッフや共演者らとのやりとりのために英語をマスターしようとしているようだ。
釈というと、1997年の短大在学中に漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)の「Missキャンパスグランプリ」でグラビアデビュー。1998年1月から出演した深夜番組『ワンダフル』(TBS系)の番組内で結成されたユニット「ワンダフルガールズ」(通称:ワンギャル)の第1期生として人気を博した。
1999年放送のドラマ『ツインズな探偵』(フジテレビ系)で女優デビューすると、同年10月にはマキシシングル『セカンドチャンス』で歌手としても開花。グラビアアイドルとしてデビューした97年から00年代を通して8冊の写真集を発売した釈。00年代後半頃からは、女性向け美容本を出すなど、美容にストイックなイメージが定着していった。
活動の幅を広げた釈は、2002年の公開映画『ゴジラ×メカゴジラ』で主演を務めるなど相変わらずの人気ぶりだった。だが、あるとき見せた無謀過ぎた挑戦が今となっては“黒歴史”となっているようだ。
同年6月、釈はバンダイとコラボした玩具「お酌パラダイス 釈お酌」なる商品を期間限定で発売。バーカウンターを模した本体中央に釈がバーテンとして構え、缶ビールをセットすると、釈の「お疲れさま」の声とともに、缶ビールを傾けてくれるという「エンターテイメントお酌ロボット」である。
当時の釈の人気に加え、インパクトあるネーミングから販売は好評。発売から17年経った今でも、釈と言えば“釈お酌”を連想する人は少なくはない。そして、“釈お酌”は釈自身が作詞したテーマソングもウリのひとつだったのだが、残念ながら痛い歴史と化してしまったようだ。
“釈お酌”にピッタリのこの曲は、2002年10月にシングル『釈お酌』として発売。だが、売れ行きは必ずしも人気とは比例しなかったようだ。
「プロモーションソングで釈は、酔っ払い風の中年男性2人を従え、自身が作詞したリズミカルなメロディーと軽快な歌声と併せてダンスを披露し、歌の合間に釈が“釈お酌”の商品説明までをこなしています。玩具は、電動ギミックで実際にお酌ができるバーカウンターを簡易ジオラマ化したフィギュア。さらに、100種類以上もの言葉を備え釈と対話できましたが、さすがに『釈お酌』は流れません。プロモーションソングでは、『手酌はイヤ、イヤ~、釈お酌~』とイイ感じに煽っています。確かに、釈型ロボットとならグイグイいけそうですが、悲しいことに現在はメルカリで450円の値で出品されているほど“レア感”もなく、処分に困っているユーザーも多いのではないでしょうか」(芸能ライター)
私生活では、2015年10月にレストランなどを経営する実業家との結婚を発表。すると、なぜか“釈お酌”が再び脚光を浴びたのだ。
「当時を知る世代は、お酒=釈のイメージが強いのでしょう。釈のおめでたい話題からお酒を連想させ、一度は封印した“釈お酌”を押し入れから引っ張り出したというユーザーも。確かに一時期、“釈お酌”の相場が高騰し、オークションサイト上では10万円以上もの取引があったという話を聞きました」(前出・同)
2016年1月に長男を出産した釈は1児の母に。現在はママタレとして注目を集めている。
昨年10月より所属事務所を移籍し、心機一転した釈の次なる野望は海外進出なのか。今後の活躍にも注目したい。