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第一次世界大戦中に起きた「モンスの天使事件」の正体はUFOだった!?

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 前回、第一次世界大戦中に起きたある奇跡「モンスの天使事件」について紹介した。 
 1914年8月23日、第一次世界大戦中にイギリス軍とドイツ軍がベルギーのモンスにて交戦していた時、ドイツ軍に完全包囲されたイギリス軍の前に、金髪で長身、黄金の鎧を身につけた天使たちが出現し、ドイツ軍に向かって矢を放ち始めた。この天使軍の前にドイツ軍は進軍できず、イギリス軍は見事撤退に成功したという話だ。

 この事件は、作家のアーサー・マッケンが1914年9月29日『イヴニング・ニューズ』に発表した『弓兵(The Bowman)』という短編小説の内容を元に作られたフィクションである可能性が高いとされている。しかし、21世紀になって、「モンスの天使は実はUFOだった!」とする説が出てきて再注目されることとなった。
 この説を唱えたケビン・グッドマン氏は、「モンスの天使」事件の現場に居合わせた兵士ランス・コーポラルの証言がかなり具体的であり、またその内容からは、天使よりむしろ別の何かだったのではないかと考える方が妥当だとしている。

 そのランス・コーポラルの証言は以下の通り。

 「空中に月のような奇妙な光が出現したのをはっきりと見ることができました。周辺には雲もありませんでした。光は明るくなり、はっきりと3つの形を見ることができました。中央の1つは広げられた翼のように見えましたが、他の2つはそれほど大きくなく、まったく別のものでした」

 この時出現したUFOが、人類の敵対行為を止めるために介入したのか、それとも別の意図があったのかは解らない、とグッドマン氏は語る。

 また、天使ではなくUFOだったと主張しているのは、あくまでグッドマン氏であり、実際に兵士らが何を見ていたのかも正確には解らない事も付け加えておきたい。極限状況に陥った人間は奇妙なものを「見る」というが、「何を」見たのかはその人にしか解らないだろうからだ。
(山口敏太郎)

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