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ファンだけじゃない!マスコミも迷子に!新日本プロレス15年振りの日本武道館大会

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画像はイメージです

 新日本プロレス単独では15年ぶり、全日本プロレス、プロレスリング・ノアと共催した『ALL TOGETHER』からは7年ぶり、プロレスとしては2012年にDDTプロレスが使用して以来、6年ぶりの進出となった日本武道館大会。

 この間、ファンもかなり入れ替わっていることから、今回の武道館3連戦で武道館デビューを飾ったファンも多いのではないだろうか。新日本でも新規のファンに対して、武道館へのアクセスを公式ホームページでていねいに説明していた。このような対応は、2014年の西武ドーム(現メットライフドーム)初進出の際にも見られたことだが、とても好感が持てた。

 「武道館ってこんな感じだったっけ?」

 3連戦初日の10日は、久々の武道館に戸惑う報道陣も多く、こんな声がよく聞かれた。ベテラン記者によると、以前の武道館大会とはプレスルームの場所も変わっていたようで、プレスルームにたどり着いた記者やカメラマンは一様に苦笑いを浮かべていた。

 昔は毎月のように武道館に通っていた私だが、当然のことながら武道館のバックステージに入るのは初めて。だいたい、私は2階席での観戦が大半だったので、外階段を上り直接2階席に向かうことが多かった。だから、1階の正面玄関から入ることにあまり慣れてない。しかし不思議なもので、中に入ると何となく体が覚えているのか、比較的スムーズに地下(アリーナエリア)までは行くことができた。

 問題はここからだった。何度か警備員に止められてはルートを聞きまくり、何とかプレスルームへ向かった。荷物を置いてアリーナ席への扉を開けると、武道館にはプロレスだけではなくライブでも頻繁に来ていただけに、青春時代が一気によみがえってきた。

 武道館は筒状の作りになっているので、空席が目立った初日も歓声や拍手、手拍子が会場中に響き渡った。札止めだった残り2日間は、武道館のテッペンにある“大きな玉ねぎ”にまで響きそうな大きな声援が、選手を後押しした。試合後、インタビューブースに現れた選手から「武道館」というワードが頻繁に出ていたことからも分かるように、武道館は選手にとってもやりやすい会場なのだと思う。

 現在は衆議院議員の馳浩はかつて「武道館の一番後ろの席の上にいる立ち見のお客さんにまで届くプロレスを心がけている」と言っていたが、新日本プロレスの日本武道館大会を観戦したことがきっかけで「新日本プロレスのプロレスラーになる」と決意した内藤哲也は、現在メインイベンターとなった。武道館には東京ドームとはまた違った意味で夢がある。

 音楽関係者の話によると、来年から武道館は2020年の東京オリンピックに向けて改修工事に入るとのこと。残念ながら来年は、この時期に武道館3連戦が行われることはなさそうだ。ただ、今回久々に武道館大会を開催し「武道館はとても見やすくて感動した」と離すファンは多かった。改修後は、かつての全日本ほど…とは言わないが両国国技館とともに、毎年定期開催してもらいたい。

 それが可能なのは新日本プロレスしかない。

【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.21】

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