洋七は今年6月から、オスカーの若手芸人に、親への手紙を読ませる、おもしろ実話を語らせるといった育成ライブを催してきたが、8月は初のネタ見せ。全7組に持ちネタ3分で、テッパンネタを披露させ、アドバイスや感想を述べた。
気鋭なネタを間近で見て、洋七も“舌好調”になり、「70(歳)超えてもベラベラしゃべっていたい。人生4回目のフィーバーを狙ってんねん」と野望を口にする。現在、63歳。だが、40年以上も笑いに携わっているため、「1,000回しゃべったら、1,000回オチつけようと思う」クセが身についており、脳を老化させないために、いろんな環境・状況下で話すことを心がけている。
その一環として10月7日(月)、福岡・博多に「博多寿し 島田」をオープンする。すでに、福岡市内に「春吉(ハルヨシ) おでん」と「博多焼鳥・大阪名物串かつ やいてあげて」を経営しているため、同店舗は3つめ。現在は、新店の準備に追われており、当分は、佐賀県にある自宅と博多を往復する日となりそうだ。
「俺は(寿司を)握らへんで。そこは職人さんに任せて、俺はしゃべるだけ。いろんな客としゃべるとおもろいし、ネタもできるからね」と洋七。
店名の由来は、80年代漫才ブームから懇意にしている島田紳助さん。「今でも連絡は取ってるよ。メールもよお来るし。最近は趣味が増えたりして、楽しそう」と近況に詳しい。表舞台から姿を消した紳助さんだが、芸能界を去った直後は国内外で長期滞在、現在は日本で暮らしているといわれているが、自分を慕う友人の名を店名にするあたりに、洋七の男気を感じる。
B&Bでお笑い界に、自著『佐賀のがばいばあちゃん』でメディア界に大旋風を巻き起こした洋七。還暦を過ぎてもまだ、ビッグウェーブの時期を虎視眈々と狙っている。(伊藤雅奈子)
●博多寿し 島田
福岡市博多区中洲 4-1-10 第45内山ビル1F
営業時間:18時〜深夜2時(定休日なし)