中でも、特に喜びにあふれたのは、地方に住む人たちやラジオ世代の人たちだ。ネットでは「どんな田舎にも安室ちゃんの声が届くのは素晴らしい」「田舎でも流れるから安室ちゃんの配慮を最大限感じる」「誰にでも平等なあたりが優しい」という声や、「若い子にラジオはタダなんだぞって言ったら驚いてた。ラジオを聴くきっかけになるかも」「この放送を期に、ラジオにも人が戻ってくればいい」という声が多く聞こえ、相変わらずの影響力の高さを見せつけていた。
「引退に向け、精力的な活動を続けている安室さんですが、ツアーでも地方をくまなく回れたわけではなく、先日行われた安室さんの展覧会『namie amuro Final Space』も東京、大阪、福岡、沖縄の4会場のみで、わざわざ遠くから足を運ぶ人も多かった。そういった事情を少なからず考慮したのかもしれません」(芸能記者)
その一方で、引退までのプロモーションの“上手さ”も垣間見える。
「ライブが終わってから引退までに空白期間がありますが、その間、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演したり、女性誌で大々的に最後の表紙を飾ったりと仕事の入れ方が的確。スタッフの計算かどうかは分かりませんが、これまで露出を控えていた分、注目度はかなり上がりますし、かといって出すぎな印象も受けないので、ブランド価値をさらに高めて引退ができそうです」(前出・同)
引退は1年前に発表したものの、気づけば残り1か月を切った。すでにカウントダウンをしているファンもいて、引退に近づくほどブランド価値を高めているようだ。