◎コメットシーカー
○テイエムイナズマ
△キズナ
皐月賞への最終便と言われる毎日杯だが、弥生賞、スプリングSと比べるとメンバーがかなり小粒な印象を受ける。実績から弥生賞5着のキズナが主役級となるあたり、ここで勝ち負けしても本番では「要らない」かもしれない。そのキズナ、厩舎サイドはここ2戦の敗戦が納得いかぬ様子で、今回は背水の陣で臨むとのこと。今週の追い切りでは併せた相手に遅れたものの、長めからびっしり追われており、何としても勝って皐月賞へ、そんな意気込みが感じられた。
試金石の一戦となるテイエムイナズマも注目の一頭。がむしゃらな走りで結果を残してきたが、今後、GIを狙うつもりなら「折り合い」は不可欠。前走後は、我慢を覚えさせるような調教を繰り返し積んできたとのことなので、ここですんなり結果が出るようなら将来性のある馬とみてよいだろう。
新馬戦を勝ったばかり、1戦1勝の身で臨むコメットシーカーも魅力たっぷりの素質馬。新馬の勝ちっぷりには相当な大物感があった。一度実戦を使ったことで全ての面で良化、初戦からの上積みを考えると、このメンバーなら2戦目重賞Vも十分に考えられる。
【3連単】BOX (1)(6)(10)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。