総選挙はまだまだAKBが注目されていなかった09年に第1回が行われ当時、AKBの絶対的なエースだった元メンバーの前田敦子がV。翌年、元AKBメンバーの大島優子が初Vを果たした。
「最初の2年は会場も小規模で、メディアの取材もほとんど入っていなかった。しかし、11年の第3回に会場を日本武道館に移してから、フジテレビの生中継が入るようになりビッグイベントに成長しました」(アイドルウオッチャー)
第1回から昨年までの1位になったメンバーとその回数は、HKT48の指原莉乃が前人未到の3連覇を含む4回、前田と大島が2回ずつ、元AKBの渡辺麻友が1回、そして昨年、地元・名古屋開催という“地の利”もありSKE48の松井珠理奈が初Vを果たしたのだが…。
「総選挙まででエネルギーを使い果たしてしまった珠理奈は、総選挙後、体調不良により約3か月の休養を強いられることになった。珠理奈は極端だが、総選挙がメンバーたちにとってかなりの精神的負担となっていることは紛れもない事実。それに、総選挙の時期以外に発売するAKBのシングルは“無投票”であっさりセンターが決まっている」(芸能記者)
そして、ついに総選挙の開催に議論が及んでいるというのだ。
「昨年、収容人数・宿泊施設・交通機関などの条件付きで開催地を公募したが、結局、条件に見合ったところがなく“保険”で借りていたナゴヤドーム。中継するフジも視聴率がイマイチで撤退を示唆しているので、毎年総選挙だった時期に違うビッグイベントの開催が発表される可能性もありそうです」(テレビ局関係者)
とはいえ、AKBの十八番・握手会を続ける限り、よく売れるCDのセールスは安定しそうだ。