海外ニュースサイト「The Sun」は7月18日、特殊な玩具を使った性行為が原因で妻が死亡し、夫が過失致死罪に問われた裁判で、夫に執行猶予付きの有罪判決が下されたと報じた。
同記事によると、2011年から交際を始めたドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州に住む現在52歳のラルフ・ヤンクス被告と当時49歳の妻のクリステルさんは、2018年7月に結婚式を挙げ、その2日後、自宅で2日間にわたって性行為にふけっていたという。その際、30年前から特殊性癖を持つというラルフ被告は、特殊な玩具をクリステルさんの体内に挿入したといい、クリステルさんは行為の後に腹部の痛みを訴えたそうだ。
夫婦は交際期間中からこのような特異な性行為を重ねていたといい、以前クリステルさんがラルフ被告に腹部の痛みを訴えて、大腸内視鏡検査を受けたことがあったという。その時の検査で異常がなかったことから、ラルフ被告は、この時のクリステルさんの痛みもそれほど深刻だと思わなかったといい、クリステルさん自身も病院に行くのを拒んだため、夫婦はそのまま様子を見ることにしたそうだ。その4日後、クリステルさんは死亡したという。
司法解剖の結果、クリステルさんの死因は、特殊な玩具を体内から取り出す際に、玩具の先端の尖った部分が腸を傷つけたことによるものと断定。ラルフ被告は、過失致死容疑で逮捕、起訴され、7カ月間勾留されたそうだ。
同州の裁判所で行われた裁判で、クリステルさんは以前からラルフ被告との特異な性行為を親しい友人に打ち明けていたことが判明。夫婦の行為はお互いの合意に基づくものと判断されたという。この事件を担当した裁判官は、ラルフ被告に対して、「妻を病院に連れて行くなど適切な処置をとらなかった被告には重大な過失があった」と非難したが、「被告に妻を殺害する動機がなく、過失致死罪には当たらない」として18カ月の執行猶予付きの有罪判決を言い渡したそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネットでは「妻はきっと痛みに苦しんだはず。とてもかわいそう」「体を傷つける恐れのある危険な玩具を使うべきではない。被告の罪は重い」「2人の行為が合意の上だったのなら単なる事故だ」「被告も最愛の妻を亡くし後悔しているだろう」など賛否の声が挙がり、物議を呼んだ。
海外では他にも、特殊な性癖による性行為が原因で命を落とした人たちがいる。海外メディア『THE RICHEST』が2015年4月に紹介した事例を2つ取り上げよう。
2007年、イギリスに住む当時38歳のサイモンさんは、恋人である女性の特殊な性癖による要望に応えて、天井から吊るされたロープを自らの首にかけて椅子の上に立ったという。その後、彼女は、サイモンさんが立っている椅子を蹴り飛ばして、用意していたナイフでサイモンさんの首にかかったロープを切る予定だったそうだ。しかし、ナイフの切れ味が悪く、彼女はそのロープを切ることができず、サイモンさんは窒息死したという。
他にも、2008年アメリカに住む当時27歳のクリステンさんは変わった性癖を持ち、日頃から夫と特殊な性行為を重ねていたそうだ。この日、いつものようにクリステンさんの胸に電気の流れる玩具を取り付けたという夫は、いつもより数秒長くクリステンさんに電気による衝撃を与えてしまったそうで、クリステンさんは心停止を起こして死亡したという。
お互いが合意した上での行為といえ、相手が事故死するようなことがあってはならない。
この記事の引用について
‘I LOVED HER’ Husband accidentally killed his new wife with a spiked 8-inch sex toy he put inside her during 48-hour bondage session to celebrate their marriage
https://www.thesun.co.uk/news/9535507/husband-accidentally-killed-wife-with-a-spiked-8-inch-sex-toy-during-48-hour-bondage-session/
11 Times Sex Has Gone Horribly Wrong
https://www.therichest.com/rich-list/most-shocking/11-times-sex-went-horribly-wrong/