◎マイネルサクセサー
現役時にキングジョージを11馬身という歴史的な大差で勝ち、鳴り物入りで種牡馬導入されたハービンジャー。その産駒スワーヴジョージが人気を集めている。
出世レースを勝って産駒全体に弾みをつけて春のクラシックシーズンを賑わす、もしかしたらそういう流れがここで出来るのかもしれない。残念ながら除外となってしまったジャズファンクともども今後も目が離せない。
スワーヴジョージに劣らぬ支持を集めそうなのがマイネルサクセサー。こちらは、ナリタブライアンなどを輩出した名種牡馬ブライアンズタイム産駒。昨春の種付け途中に死亡していることからBTのラストクロップは数頭しかおらず、この馬が重賞を狙えるような最後の活躍馬になるかもしれない。勢いのある新種牡馬とはいかにも対照的だ。
かつてはSSと肩を並べたBT。いささか情緒的ではあるが、将来性は抜きにして今回はマイネルサクセサーを応援したい。
3戦2勝のキャリア、2戦目のレコード勝ち、好位から抜け出すセンスの良さ、そして何よりも14キロ増だった前走が太く映らなかったあたりにこの馬の成長を感じる。そこに期待する。
他では、アドマイヤガスト、ブライトエンブレム、ミッキーユニバースあたりに注目している。
馬連 (12)→(2)(5)(8)(14)
3連単 (12)→(5)→(2)(8)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。