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「ハリー・ポッター」最終作、最高のクライマックス

 「ハリー・ポッター」シリーズでルシウス・マルフォイ役を演じてきたジェイソン・アイザックスが、最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が「10年間のアドベンチャーにふさわしい最高の見せ場」になったと語った。
 7日木曜日、ロンドンのトラファルガー広場で行なわれたワールドプレミアに登場したジェイソン、この大作に妥当な結末を用意することは「桁外れの難題」だったが、撮影中は「無心で楽しんだ」以外の何ものでもなかったとBANGショービズに語った。
 「10年間のアドベンチャーにふさわしいクライマックスさ。普通の映画だって最後の20分間を思いつくのは困難だけど、10年にも渡る映画シリーズの最後の2時間を思いつくなんて、とんでもなく無理難題だよ。だけど本当に上手くやってくれた」「僕は感傷的になりやすいタイプだから、撮影初日からすでに過ごした日々を思い返していたんだ。10年間の経験全てが大好きさ。2002年のスタジオに初めて入った時から、予想以上に悲しかった2009年に車で立ち去った時まで、無垢に楽しまなかった時間なんて1分たりともなかったよ」

 ルシウスの長髪のかつらには最後までしっくりこなかったと語るジェイソンだが、最後には撮影現場から盗み出そうとしたと告白した。
 「あのウィグはかなりイラっときたよ。撮影時間の半分は口に入っていたからね。『アクション』の合図で、頭を傾けて口から髪の毛を出さなくちゃいけなかった。そうすると僕が人を見下しているように見えたけど、そうする事こそまさにあのキャラクターだったんだよ!」「毎日セットから何かを頂こうとしていたんだけど、許されなかったね。あのウィグはお宝にしたかったんで頼んだけど、絶対にもらえなかったんだ!」

 プレミア会場には主役のダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントの「ハリー・ポッター」トリオのほか、米ヴォーグ編集長のアナ・ウィンター、英ポップグループのマクフライなど、数多くのセレブが姿を見せた。

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