◎ポルトドートウィユ
11月の百日草特別で後に京成杯を勝つベルーフを並ぶ間もなく差し切ったルージュバックがいよいよ始動。デビュー戦ではラスト2F10秒台の上がり勝負を制し、前記の2戦目はレコードで後続に2馬身半差。強烈な印象を残しての2戦2勝。躊躇なく牡馬相手のここを年明けの始動レースに選んだのも頷ける。休み明け、京都への輸送、初の右回りと若干の不安要素はあるものの、2連勝の内容が内容だけに杞憂に終わることも十分。ここも好勝負になるだろう。
戦績に派手さはないものの、レースを使いながら一戦毎に良化しているポルトドートウィユが逆転候補。4戦2勝2着2回と実戦での安定感も魅力の一つだが、使う度に体重が増えているあたりに確かな成長が見られ、牡馬らしいどっしりとした感じが出てきているのも好印象。この中間も腰回りの筋肉が増すなど、さらに馬体が充実してきている。以前に斥けたグァンチャーレ(シンザン記念優勝)を物差しにしても、重賞で勝ち負けする力は十分にある。
穴に面白いと考えていたダノンリバティが回避したことで馬券の購買意欲は薄れてしまったが、連下で妙味があるのはレガッタか。3か月ぶり、キャリア1戦と不安材料は少なくないが、センス抜群だったデビュー勝ちの内容が素晴らしかった。名牝スイープトウショウの仔だけに血統的な魅力はたっぷり。ここで好勝負するようなら先々も楽しみになってくる。
馬連 流し
(5)-(3)(8)
3連複 軸1頭流し
(5)-(3)(8)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。