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紅白のトリが嵐で浮上するSMAP独立

 昨年の大晦日の『NHK紅白歌合戦』出場を巡るジャニーズ事務所内部のゴタゴタで、以前から囁かれていたSMAPの独立が現実味を帯びてきた。

 SMAPは過去、ジャニーズ事務所の実質的経営者であるメリー喜多川副社長が「この子たちは売れない」と烙印を押したメンバーを、敏腕マネジャーのI女史がマネジメントをして大ブレイクさせたグループだ。そのためSMAPがジャニーズの頂点に立ってからは、I女史らを中心に事務所が回っていた。
 「ところが、ジャニーズの“女帝”と呼ばれるメリー喜多川氏の一人娘の藤島ジュリー景子副社長が次期後継者と言われるようになってから、I女史派とジュリー派との権力抗争が噂され始めた。カギは、SMAPに次ぐスターを誰が育てるかの手腕にかかっていたのです」(芸能関係者)

 ジュリー派は『嵐』だけではなく『TOKIO』の人気を維持させ、『関ジャニ∞』も冠番組を持つまで成長させた。一方のI女史は『Kiss-My-Ft2』をプッシュしてきたが、いまだに独り立ちできていない。
 「I女史の評価は落ちるばかりで、決定的になったのが去年の紅白。事務所内では5年前に嵐が紅白の司会に決まった時から、ジャニーズのタレントがトリの場合はSMAPを使うという不文律があった。しかし嵐がトリを取ったことでこれが崩れたんです」(同)

 ジャニーズの内情に詳しい音楽関係者も言う。
 「嵐のスタッフがNHKサイドに猛烈な売り込みをかけトリを勝ち取った。当然、ジュリー副社長の指示だと思います。I女史はジャニーズに居づらくなり、今度こそSMAPを連れて独立するのは時間の問題だと思います」

 新年早々、アイドル王国に暗雲が立ち込めた。

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