これまでにも、タレントのヒロミ、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅなどに扮し、その独特の世界観が話題になってきたくっきー。白塗りにペンで眉やシワなどを書き込む、メイクというよりはイラストに近いこのものまねは、インスタグラムにアップするたびに反響を呼んでおり、「似ているけど怖い」「バケモノみたいだけど似ている」といった絶妙なバランスが評価されている。
今回の二宮のものまねは、バラエティー番組『ニノさん』(日本テレビ系)で披露されたものだが、番組終了後にくっきーは「スーパーグループ嵐の二宮和也様 本人様の公認いただきましたのっ 器かいでぇーMAX素敵様 超絶!すきすきすぅ」というテンションの高いコメントとともに写真をアップ。翌日には5万6千を超える「いいね!」を獲得している。
嵐といえば、今やジャニーズ事務所一の人気グループで、ファンの規模はもはや計り知れず。アイドルなだけに、くっきーのバケモノと紙一重のものまねは到底受け入れがたいものかと思いきや、くっきーのインスタグラムに寄せられている感想の多くは好意的なもの。二宮ファンからも、「ファンだけど本人大爆笑だったから許しちゃう」「どう見ても…ニノだなぁ」「めちゃくちゃ二宮くんに似てる〜!」といった声が寄せられていた。
これまでにも、ものまねをした芸能人本人から公認を貰ったり、ファンから絶賛されてきたが、その魅力はこれまでになかったものまねの体系だろう。普通、ものまねというと、限りなくオリジナルに近づきつつも、デフォルメされた人物像を楽しむものだったが、くっきーのものまねの場合、顔全体がキャンバスでそこに顔を描くスタイル。
また、元のくっきーの顔は誰にも似ていない上、本来ならばものまねができるはずもないほど、パーツひとつひとつに至るまで濃い造りになっている。そのため、無理矢理感はありつつも、見るとどうしても笑ってしまう仕上がりになっているのだろう。
本人からもファンからも怒られるどころか、「ちょっと似ている」と思わせ、笑わせてしまうくっきー。次は誰のものまねメイクを披露するのだろうか。