「earth music&ecology」のCMで伸び伸びとした歌声を披露しているのは、女優の宮崎あおいである。このCMは、「歩く」篇、「野球」篇、「鉄棒」篇の3種類があり、宮崎あおいが、明るい表情で歌声を披露しているのだ。しかも、口ずさむ曲は、ロックバンド・THE BLUE HEARTSの名曲「1001のバイオリン」である。
この名曲を宮崎あおいが歌いあげているのだが、これがなかなか味わい深いのだ。決して上手いとは言えない歌声だが、彼女の生き様、ポジティブな思考が感じられ、一度聴いたら忘れられない歌声となっている。
ナチュラルテイストがセールスポイントである女性向けファッションブランドの「earth music&ecology」のイメージにも合っており、自然体で生きる女性らしさが、この歌声と表情に現れているのだ。
人々の心を揺さぶるこの歌は、ある意味ロックであり、メッセージソングでもある。疲弊しきった日本の再生は、「自然体」というキーワードの中にこそある。
(山口敏太郎)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou