前々走のAR共和国杯は、スクリーンヒーローから0秒2差2着。スクリーンより3キロ重い56キロを背負っていましたから価値ある銀メダルでした。そのスクリーンとは、3走前にも対戦。このときは2キロ重い58キロで逆に負かしていますから、JC馬と互角の力があるといっても過言ではないと思います。
それを証拠に前走の香港ヴァーズではタイム差なしの3着。世界の強豪を相手にあれだけの走りができたのは立派です。この内容を見ても前途は洋々としています。
前肢をパワフルにかき込むフットワークは父のジャングルポケットとそっくり。ずっと長距離中心に使ってきていますので、スタミナも折り紙つき。お父さんも2002年に2着した舞台ですし、初の3200メートルも難なく乗り切ってくれることでしょう。
ステイヤーにしては珍しく2戦2勝と鉄砲が利くタイプ。追い切りで力強い動きを披露していたように、4カ月半ぶりの実戦でも仕上げに不安はありません。得意の長丁場で底力を発揮します。