元おニャン子クラブ・新田恵利が語る“秋元康”
トレンド 2013年11月30日 17時59分
かつての「国民的アイドル」が沈黙を破り、カリスマプロデューサーの知られざる素顔を激白。意外にも「天才肌とは異なり努力家」の一面を物語るエピソードを披露した。
今、我が国の「国民的アイドル」と言えば、AKB48で満場一致だろう。それと全く同じ現象が1980年代にもあった。ご存じ、おニャン子クラブだ。
夕方5時からスタートしたバラエティ番組『夕焼けニャンニャン』(フジテレビ系)で生まれたアイドルがおニャン子。その中で一番人気だった新田恵利がおニャン子、AKBの「生みの親」である秋元康について独特の視点で分析。巷間伝えられていない「素の部分」を明らかにしたのだ。
新田恵利(以下・新田)・秋元さんは“親せきのお兄さん”というイメージです。いつもニコニコしていて優しい。あれだけのヒットメーカーなので一般的には“野心家”という印象があるでしょう。それが全く感じられない…というより、無いのです。
確かに秋元と言えば、80年代はおニャン子、オールナイターズ、とんねるず、小泉今日子、稲垣潤一…という人気タレント・歌手をプロデュース。約30年経った今も、AKBを始めとして数々のヒットメーカーを生み出している様は「相当な野心家」と思われても仕方ないところだ。
それを新田は速攻で一蹴。相手の出鼻を挫くシュートで牽制。取材記者の動きを封じたのだ。
とはいえ、このほど発売になった書籍『AKB48 ヒットの秘密−マーケティングの天才 秋元康に学ぶ』(大川隆法著・幸福の科学出版刊)でも新田と同様な記述がある。
同書は最近、著名人の守護霊が本音を語る事で評判になっている「霊言(れいげん)」シリーズの秋元康版。その中で秋元の守護霊は、《「俺たちの同世代を見たって、未来なんか見えない」「未来はね、若い十代の子たちの会話のなかや、頭のなかにある」》と、語っている。これが「秋元流マーケティング」で、人の話を聞く事が成功への道だと言うのだ。
同様に新田も秋元の「聞く耳」を次の様に語っているのだ。
新田・私たちの戯言にもしっかり耳を傾けてくれていました。今考えると女子高校生の主張なんてオトナにしてみれば“お説教の対象”です。自分勝手というか…それを秋元さんはしっかり聞いてくれて、尚且つ、取り入れてくれる。ホント、何でも吸収するスポンジの様な人です。そして、何より凄いのは、何処にでも必ず、秋元さんは来るのです。例えば、私の撮影があると現場に秋元さんがいる。当然、河合その子ちゃんや、他のメンバーの現場にも秋元さんは行くのです。あれだけ売れっ子なのに私たちを大事にしてくれた。その目線がヒットを生むコツなんでしょうね。
若い人の意見を積極的に取り入れる包容力。『AKB〜』内で秋元守護霊はAKB48を女子の東大と位置付け、「そこ(AKB48)に入学すれば、みんなスターになれる」と断言している。要するにオトナが嫌悪する話こそが、若い世代の能力を引き出す源泉だと語っているのだ。
秋元の「AKBビジネス」は実はおニャン子、80年代から生まれていると言う訳だ。が、新田はおニャン子とAKBでは決定的に違うところがあるとこう断言する。
新田・おニャン子はメンバーが目指す方向(将来や夢)はバラバラだった。それがAKBは違う。みんな同じ目標に向かって邁進している。これは秋元さんがおニャン子で失敗した反省を基にしているのでは。私たちの失敗から学び、グレードアップさせたのがAKBでしょう。
最終的にはみんな同じ方向を目指す−−守護霊が「東大」と例えた様に、秋元が作りたかった本当のアイドルはAKBだったのかも知れない。
さて、80年代の国民的アイドルも今や四十路中盤。すっかりオトナになり、芸能活動も新田の趣味が反映された格好となった。
新田・私は旅が大好き。今は旅番組を主に活動させて頂いております。最近は登山の仕事も多く、“山ガール”化していますよ。四国の宇和島から広島の尾道まで歩く仕事もあったり、旅番組は結構、ヘビーなんです。
そんな新田が最近、素でひっくり返ったのがテレビ小説『あまちゃん』(NHK)だ。番組内でおニャン子を彷彿させたアイドルグループが登場。そして、新田を意識した女子をめぐり「ひと悶着」あったのだ。
新田・古田新太さん扮する秋元さんらしき人物が“4番の子の歌が今一つなんだよね”
という事を話したのです。おニャン子の4番は紛れもなく私。“ひえ〜、これって私の事〜!?”…となりました。『あまちゃん』は大好きでいつも朝食を摂りながら観賞していたのです。さすがにこの時は手に持っていたトーストを落としてしまいました。イヤ〜、苦笑いですよ。
そんな「屈辱」にも笑顔で話す新田。80年当時のブレークこそ無くなったが彼女の根強い人気はこの「人間味」。新田を追いかけていた40代オトコにとって「国民的アイドル」は、今なお健在なのだ。
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