みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
軍事独裁政権が続くミャンマーを襲った強大なサイクロン。死者、行方不明者は8万人とも10万人ともいわれています。一日も早く海外の緊急支援、人的支援を受け入れるよう祈るばかりです。
さて、注目の「NHKマイルC」。昨年はなんと17番人気のピンクカメオが優勝。18番人気のムラマサノヨートーが3着。レース後も繰り返しなぜこういう結果になったのか、探ってみたのですが、いまだにピンクカメオの優勝の謎は解明できていません。
過去10年、ニュージーランドTからNHKマイルCに向かった馬が8連対でトップ。その注目すべきNZTは、過去4年連続して1分33秒台の決着。ところが今年は良馬場発表にもかかわらず1分35秒0。あまりにも平凡な時計で1着から6着までが0秒2差の大接戦。落鉄したゴスホークケンは別として、レベルはしれています。で、今年はNZTとは別路線組の台頭も十分とみます。
◎はサダムイダテン。2走前の共同通信杯で単勝1.5倍。圧倒的な支持を集めながら5着に敗退。とはいえ、勝ち馬と0秒4差。皐月賞2着のタケミカヅチと0秒3差とわずか。大外を回ったことを考えると、内容的にはほとんど互角です。
前走のスプリングSは出遅れたことよりも、独特の中山1800mの内回りで前残りの競馬。12着といってもその差は0秒8。致命的な結果ではありません。広い東京コースにかわることは、間違いなく歓迎材料です。
さらに、土曜そして日曜が雨馬場のコンディションの予報。重馬場だった昨年暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sで、目の覚めるような末脚でクビ差2着。このインパクトの強いレースで、クラシックの最有力候補に浮上。ということは、また雨馬場で巻き返しが当然考えられるところです。加えて圧倒的強さで勝ち上がった新馬戦は芝1600m。マイル戦はそのとき以来。サダムイダテンが最高のパフォーマンスを演じることができる距離がマイル戦だとしたら、サダム伝説は復活。岩田康誠の手腕に期待です。