本作は横溝正史の同名小説を原作にしたドラマで、過去には映画をはじめ数多く映像化が行われてきた。主人公の私立探偵・金田一耕助を演じるのはジャニーズ事務所所属のアイドルグループNEWSの加藤シゲアキで、1957年に放送されたテレビドラマ版の岡譲司から数えて、加藤で15代目(犬神家の一族以外も含む)の金田一となるという。
さて、そんな加藤の金田一だが、発表された当初は、ネットなどで「設定の金田一に比べ年齢が若すぎるのでは?」、「コスプレにしか見えない」と違和感を唱える声が多く書き込まれており、恐らく平成最後となるであろう「金田一」に相応しくないのではないか、との声が相次いでいた。
事実、12月24日の放送後、ネットでは加藤の金田一に対し、案の定、違和感を唱える声が多発。その多くは、加藤の拙い演技に対するもので、SNSなどでは「他のキャストはいいのに、ひとりだけコントに見える」、「明らかにひとりだけ浮いている」といった意見が続出していた。
加藤は姿形はボサボサ頭に形の崩れた帽子、ヨレヨレの着物など過去を踏襲した典型的な金田一だったものの、演技の押しの強さなどインパクトに欠けるきらいがあり、物語の鍵を握る青沼静馬役の賀来賢人や犬神松子役の黒木瞳などに食われていた印象は最後まで否めなかったようだ。
しかし、一部では「次回以降の加藤の金田一の活躍に期待したい」という声もあるという。
『犬神家の一族』での金田一は基本的には事件の傍観者であり、見所はラストの推理シーンに集約されているため、活躍が少ないのは原作通りで致し方ない部分はある。また、加藤の金田一は演技力はともかく、顔やルックスは過去の金田一である石坂浩二(映画版で出演)を彷彿とさせるような「昭和チック」な顔立ちであるため、年齢やインパクトなどの経験が増えれば、過去のキャストに負けない金田一になるのではないかと見られている。
過去に例のない賛否両論となった加藤シゲアキ版金田一耕助。果たして次の元号でも出番はあるのか……。