昨春に骨折して8か月の休養を挟み、ジャパンCから復帰。さすがに初戦は見せ場なく終わりましたが、1度使われて挑んだ有馬記念では復活への足がかりをつかみました。後方追走から4角でつまずき、落馬寸前のアクシデント…レースは不完全燃焼となりましたが、それでも直線は脚を伸ばし6着に健闘しています。
前走後はオープンしたばかりのビッグレッドF鉾田に1月10日まで滞在し、力を蓄えました。最終追い切りには先週に続いて松岡騎手が騎乗し、手応えをつかんだ様子。先週は少し折り合いを欠いたので、今週は単走でジックリと。脚色、気合乗りとも上々で完全復活の兆しが見えてきました。
距離を問わず、馬場もコースも気にしない、パートナーだって選ばない非凡な才能の持ち主。8人目の騎乗者となる松岡騎手も先週の京成杯を制すなど、いま最も旬なジョッキーです。生まれ変わった新コンビ、夢をつかむための第一歩が踏み出されます。