中には三度の飯よりコスプレ美少女、という方がたくさんいると思います。しかし、美しいコスプレーヤーを見ることが本当に正しいコスプレ鑑賞なのでしょうか。
いまやコスプレ人口は全国に10万人以上といわれています。しかし、本当に美しいコスプレーヤーはその中でも一握り。美しいコスプレーヤーと出会えなければ僕たちはコスプレを見たといえないのでしょうか?
■レタッチしたコスプレ画像はあり?
ネットでは最近「コスプレ写真をPhotoshopで魔改造劇的ビフォーアフターするとこうなる(Gigazine)」という記事が話題になっています。
リンク先(http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100827_cosplay_photoshop/)を見ると、なるほどPhotoShopを使えば、こんなにかわいくセクシーに生まれ変わるのだ…と感心する反面、「あれ、これもうCGじゃん。生身の人間じゃなくね?」と、物足りなさを感じます。
人間がアニメキャラの格好をしているのを見て楽しむのがコスプレ鑑賞のはずなのに、これではポリゴンのアニメを見ているのと同じです。これって果たしてコスプレを見ていることになるんでしょうか。
■リアルを感じる、それがコスプレ
ではコスプレとは一体なんなのでしょうか。
非リアルなアニメキャラに、人間という生々しいものが融合する、それがコスプレだと思います。
余分な贅肉はまったく無く、しわやしみも無い、ウンコをすることも無く、モチロン体臭などはまったく無い、そんなアニメキャラを、生々しい人間が演じる。このギャップを楽しむべきなのです。生々しければ生々しいほど、2次元のキャラクターはよりリアルの世界に近づいてくる。憧れのキャラクターが等身大の姿になって、自分の近くに下りてくるわけです。
以上を踏まえると、本来スレンダーなキャラをスレンダー美少女が演じても面白いわけがありません。むしろ、むちむちして、どこか泥臭さがあるような子が演じる方が断然リアルでワクワクします。そういう目で先ほどの記事の写真を見ると…どうですか? Beforeの方が魅力的に見えてきませんか? はみ出た脂肪や、たるんだボディラインがいとおしく見えてきませんか?
また、このように正しい目でコスプレを愛でることで、どんどん気持が寛大になり、今までターゲット視できなかった周りの女性のいとおしい部分を見つけることが出来るようになるのでとてもお勧めです。(peropero)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/date/2010/09/09