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釈由美子スペシャルインタビュー 主演映画からプライベートを赤裸々告白 「今まで走り続けてきたから、そろそろ女性としての幸せをつかみたいんです」(2)

 −−プライベートでは『実践!にっぽん百名山』(NHK BS1)に出演してから、山登りに夢中だそうですね。
 「小学生の頃に、父親に連れられて富士山や立山に登ってはいたんですが、そのときは苦しいだけで何が楽しいのかわかりませんでした。でも、番組出演後に興味が出て、今では、2日休みがあると、どの山小屋に泊まろうかっていうくらい熱中しています。夜の9時くらいに都内で番組収録が終わると、夜中には長野県の松本にいる、みたいなことがよくありますね(笑)」

 −−そこまでハマったきっかけはなんでしょう?
 「一つ言えるのは、私にとって山=父ということ。父とはずっと親子の確執がありましたが、山番組をやるようになってから、一緒に登山に行くようになって、和解することができました。でも、これから楽しい時間を取り戻そうと思っていた矢先、今年の1月に、がんで亡くなってしまって…。父と唯一繋がれる場所はやっぱり山なので、今は父の遺影を背負い登っています。生前、2人で登ろうと言っていた山がたくさんあるので、それを一つひとつ登りたいなと思っています」

 −−壮大な計画ですね。ちなみに、過去には小さいおじさんの妖精を見たり、不思議な体験をしていますが、山でもそういったことは?
 「あります! 山に登ると、すごくパワーが充電される感じがするので、もう指先までビリビリ感じるんですよね。これを言うと、気持ち悪がられるんですけど、いつも私を守ってくれている子たちの羽の音が“フルフル、フルフル”って聞こえるくらい、喜んでいるのがわかるんです」

 −−釈さんを見守る精霊みたいなものでしょうか(笑)。それを一番感じたのはどの山?
 「最近だと燕岳(つばくろたけ)ですね。好きなのは北アルプスの奥穂高岳に続く涸沢(からさわ)カールで、あの辺りにいくと、いつも“フルフル”度合いがMAXです(笑)」

 −−釈さんは温泉ソムリエの資格も持っているそうですが、山に行くときは、温泉にも入るんですか?
 「絶対にセットです! 温泉は、2年くらい前に骨折をして、体が全く動かせなくなったときに、どうせならこの期間に教養を身につけようと思って勉強しました」

 −−すいません。ついつい入浴シーンを想像してしまいました…。せっかくなので、ソムリエとして、働き盛りの実話読者にオススメの温泉を紹介してくれませんか?
 「泉質にはいろいろありますが、硫黄泉がいいと思います。美人の湯とも呼ばれますが、血行を促進してくれて、動脈硬化やメタボに効果があるといわれています。お父様世代にうってつけです」

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