過去に恋人が自分との赤ん坊を死産、その後その恋人自身も事故死するという悲壮な過去を持つキアヌ、友人のジャニー・ベルガムがキアヌの「哀れみ」に関心を持ったのをきっかけに『オード・トゥー・ハピネス』を執筆したという。
「友達のジャニーと一緒にキッチンにいたときに、ラジオからかなり落ち込むような、哀れみっていうか、昔を思い出させるような曲が流れたんだ。『僕はとっても一人ぼっち、置いてきぼりにされて心はズタズタ』みたいな。かなり悲惨な曲さ」「それから紙に書き始めたんだ。お風呂にはいる時、キャンドルに火を灯す時とか、ある意味すごく落ち込んでいる瞬間のイメージが浮かんだからさ。それがかなりジャニーにウケて、とにかく慈悲を書き続けたんだ」
昨年キアヌが不機嫌な顔でビーチに1人座っている姿がパパラッチされて、キアヌの精神状態を心配したファンは6月15日に世界中でチアー・アップ・キアヌ・デイ(キアヌを元気付ける日)というものまで設立、キアヌ本人はこれを「いいね」と思ったとガーディアン・オンラインに語った。
「ああ、インターネットのやつね。気になったよ。ああ、面白かったね。だけど違うよ、この本は長い間その前から考えていたんだ。2009年8月に書き上げていた。静かで楽しい方法で変化を与えることを祈っているよ。こういう本はある地点から新しいところに連れて行ってくれるだろ。自分自身を見つめてみると、大抵もっと落ち込むんだよね。この言葉は大嫌いだけど、常にもっと悪くなるんだよ!」