「2人とも、全世帯の潜在視聴率は岩田が9.6%、戸田が8.4%。ところが、FM1層(20〜34歳)となると、2人とも10%を超える。実は、この春から日テレは世帯よりも個人視聴率に重きを置いたキャスティングを行っていくという。すべては録画率などを考慮した結果。編成戦略の目玉になるはずです」(テレビ事情通)
日テレが、日曜ドラマの立て直しを急ぐ理由は番組視聴率。このままだと近い将来、日曜ドラマ枠は廃止になりかねない。
「昨年7月期に放送された福士蒼汰主演の『愛してたって、秘密はある。』は平均視聴率8.6%。10月期のディーンフジオカ主演『今からあなたを脅迫します』に至っては6.1%。現在、放送されている山?賢人主演『トドメの接吻』も視聴率は6〜7%台がいいところ。何度も打ち切り説が囁かれるのが日曜枠なんです。民放連ドラ初主演のディーンには、あまりの低視聴率に、日テレサイドが申し訳ないと『24時間テレビ』への出演を約束したほど。そもそも日曜のあの時間帯に固定客がいないのが問題なんですよ」(芸能プロ関係者)
今回、満を持して視聴者ターゲットを絞って制作するドラマだが、岩田が伝説のホテルマンと言われた支配人に扮し、潰れかかったホテルを再生していく物語。しかも、岩田にとって本作が連続ドラマの初主演作になるという。気になる制作費の内訳だが…。
「日テレは日曜枠に対し、1本当たりの制作費はすべて込み込みで2500万円。ちなみにフジテレビでさえ、ドラマには1本当たり5000万円を投入する。日テレの額が、いかに安いかが分かるはず」(制作事情通)
そんな中にあって、岩田や戸田らはいったい、いくらギャラを手にするのか?
「岩田は1本当たり60万円〜。戸田が120万円〜。他局なら2倍は出しますね。とにかく岩田は売れっ子。よく、こんな金額で受けたと噂になっている」(同)
そんな中、聞こえてくるのが大人の事情だ。
「日テレと岩田が所属するLDHは映画『HiGH&LOW』を通じて太いパイプがあるんです。さらに『ZIP!』にMAKIDAIが出演するなど絆が強い。本来は秘蔵っ子である岩田を日ドラには出したくなかったが、泣く泣く受けたようです」(芸能プロ関係者)
果たして、日テレの大改革は成功するか?