「すでに2度に渡りジャニーズサイドから断りが入っているんです。それでもNHK側は妥協案を提案しながらオファーし続けているんです」(NHK関係者)
ちなみに、NHKがジャニーズサイドに示したプランはこうだ。
「むこう3年間、紅白歌合戦でのジャニーズ7枠の確定化。さらに地上波の教育や情報番組におけるジャニタレのレギュラー獲得などです」(同)
NHKのあまりの低姿勢ぶりに当然、局内からは非難の嵐だとか。
「『やり過ぎだ』、『SMAPにそこまでこだわる理由はない』、『次の展開を実行した方がいい』など疑問視する声が上がり始めているんです。でもね…やっぱりあの狸オヤジの鶴の一声だから従わざるを得ないわけです」(NHK幹部)
“狸オヤジ”とは、NHKの籾井勝人会長(73)の異名。前回の定例会見に引き続き、「ぜひ出ていただきたい。誠意を尽くすという意味で、私が出掛けていくことはいとわない」、「気持ちは前回と同じだ。NHKでやってもらいたいのは、今も変わっていません」などと改めてSMAP出場にラブコールを送り、籾井会長自らジャニー喜多川社長に直接面会し要請する考えを示したのだ。
「籾井さんも必死なのでしょう。局内では“狸オヤジ”から“NHKのトランプ”と異名がグレードアップされたそうだ。SMAPを紅白に出場させ、莫大な視聴率を手土産に来年1月の会長再任を狙っているんです」(事情通)
ジャニーズサイドも時間を掛け、SMAPメンバー一人一人に対する説得工作を重ねてきたという。
「SMAPメンバーの中でも、紅白出場に対し前向きだったのが木村拓哉(43)オンリー。その後の説得で稲垣吾郎(42)と中居正広(44)の2人からはギリギリの条件で内諾を貰った。SMAP解散を美化しないこと、ことさらお涙頂戴の演出で煽らないことの2点がマスト条件だった」(同)
最後まで難航したのが草なぎ剛(42)と香取慎吾(39)。
「草なぎは尊敬するタモリの一言が決め手になったようです。なんでも『ブラタモリ』のナレーション撮りのスタジオブースにふらりとタモリがやってきて二言、三言、ぼそぼそと話をしたというんです。内容は『俺はゴチャゴチャしたことは言わんけど、これまで応援してくれた人たちに最後はしっかり応えた方がいい。それは仕事ではなくて義務だよね』みたいなことらしい。草なぎも内諾という形でとりあえずOKしたようです」(芸能プロ関係者)