KARAは今年1月、リーダーのギュリをのぞく4人が、所属事務所に専属契約解除を通知。同日中にハラは撤回したが、スンヨン、ニコル、ジヨンの3人が、翌月に専属契約の無効を求める訴えをソウル中央地裁に起こしていた。
「今回の騒動はニコル母子が主導したと言われている。訴訟の理由として3人は正当な利益を受け取っていなかったことを挙げており、3人は昨年1月から6月にかけて1人あたり86万ウォン(約6万9000円)しかもらっていなかったと主張。また、事務所の一部経営陣の交代も求め、なかなか引き下がらないと思われていたが…」(韓国の芸能界に詳しいジャーナリスト)
分裂騒動が発生した時点で日本では5人が主演するテレビ東京系ドラマ「URAKARA」に主演し、CDの発売や大手エステサロンのCMなどが決まっていたが、「韓国国内ではギュリはレギュラーを持っていたラジオのDJに復帰し、ハラもドラマで女優デビューしたが、分裂組の3人はまったく仕事が入らなかった」(同)
さらに、韓国の大物歌手が仲裁に乗り出したことで騒動が収まった。
「3人は契約期間や経営陣の交代については譲歩。DSP側はギャラや印税の引き上げを行うことで和解が成立したとみられている。双方が最大限に譲歩し歩み寄ったようだ」(同)
4月6日に発売した新曲「ジェットコースターラブ」は海外の女性グループとして初めてオリコンシングルランキング初登場1位を記録しいまだに日本での人気は健在。KARAのファンにとってはうれしい騒動の結末となった。